
大人気!大地と海をまるごと食べる!? 萩ジオパークの体験講座『地球を食べる食堂』
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プロジェクトの募集が終了しました。
2024/03/31経過レポートが追加されました!「クリスマスにぴったり!木材でサンタクロースのオーナメントを作ろう〜in 萩市川上」
2023/11/25こんにちは! ローカルエディターの三枝英恵(さえぐさはなえ)です。 今日は、わがまち萩市と阿武町、山口市阿東で構成する萩ジオパーク推進協議会が企画・開催する人気シリーズ【地球を食べる食堂】の魅力についてお届けしたいと思います。
壮大な自然の芸術品「須佐ホルンフェルス」のある海でケンサキイカにふれる!
ジオパークとは地質・地形から地球の過去を知り、未来を考えて活動する場所のことで、萩ジオパークは2018年に日本ジオパーク委員会の認定を受け、日本ジオパークネットワークの一員としてジオパーク活動を行っています。
萩ジオパーク推進協議会では地質や地形から大地の特徴を学び、土地に根付いた文化から“大地と人のつながり”を見つけ、これからを考えるきっかけになる新しい体験を提案する活動をしています。 詳細▶︎https://hagi-geopark.jp/about-us/
中でも食を切り口とした体験型講座【地球を食べる食堂】シリーズは人気コンテンツの1つで、ブラタモリ出演経験もある白井孝明 萩ジオパーク専門員を中心に、見て・遊んで・食べて楽しい企画を2017年から開催しています。
昨年度は残念ながらコロナ禍のためオンライン開催が中心となり、現地開催は1回のみに留まりましたが、今年度は現地で皆さんに学んで頂く機会が増えたことでさらに盛り上がっています。
さぁ、そんな萩ジオパーク推進協議会が2022年度の第3弾として現在、準備を進めている企画は『須佐ホルンフェルスとケンサキイカ』。
須佐地域は須佐之男命(すさのおのみこと)伝説が地名の由来といわれ、みどり豊かな山々に囲まれ日本海の大海原をのぞむ風光明媚なところです。 そして、萩ジオパークを代表的するスポットの1つ、灰白色と黒色の縞模様で有名な畳岩のある「須佐ホルンフェルス」では、約2000万年前~1500万年前に起きた日本海の形成時に海底で起こっていた火成活動に触れることができます。
そんな大自然に囲まれた豊かな須佐の海の幸が「須佐男命(すさみこと)いか」で、標準和名は「ケンサキイカ」。須佐男命いかは、活きたままの状態で刺身にして食べると独特の甘味と芳醇な旨味が口の中に広がる美味しいイカとして知られ、毎年「これが食べたくて来た!」という方も大勢いらっしゃるほどです。 詳細▶︎http://www.mikoto-ika.com/
地球を食べる食堂 第3弾『須佐ホルンフェルスとケンサキイカ』は、須佐男命いか一本釣り船団と漁師のおかみさんたちの協力を得て、須佐湾で捕れるケンサキイカと漁の話、そして地元の方がどんな風に調理して食べているのか、現地で見て・聞いて・味わいながら学んで頂ける楽しい企画で、近々その参加者募集も始まります!


ケンサキイカにまつわる知恵と技を、地元の漁師とおかみさん達から直接聞ける!
開催予定日の2か月前ーー。萩明倫学舎2階にある萩ジオパーク推進協議会のオフィスでは【地球を食べる食堂】で予定している「料理人の知恵と技」コーナーにおいて具体的にどんな方法で楽しんで頂こうか、詳細を話し合う2度目の打ち合わせが行われていました。 この日訪れてくれたのは山口県漁業協同組合須佐支店女性部の家田さん。愛知県から来られた移住者で、とても明るい女性です。もちろんご主人はたくましい須佐イカ漁の漁師さん。 さっそく白井さんと家田さんの会話に耳を澄ませてみると・・・
家田さん「イカを〆る時の色が変わる瞬間をお見せすることについてなんですが・・・」
白井さん「よく言われているのが、まばたきをすると終わっているという・・・」
家田さん「そこはまばたきしないように言って頂けると・・!」 (一同笑)
これはいきなりスゴイ会話から始まりました。イカを〆る時のほんの一瞬の反応を、目の前で実演してお見せしようと企画しているようです !!
白井さん「地域の人たちが、ふだんどういうものを食べているのかという要素も盛り込みたいですね」
家田さん「いろんなイカの食べ方がありまして。。アゴと言われるトビウオをすり身にして、ゲソを入れたり、モズクを入れたりして揚げて“ギョロッケ“にします」
白井さん「・・・! ぼくが知ってるギョロッケと全然ちがうッ!!」 (一同笑)
家田さんから飛び出した仰天のおかみさん特製ギョロッケ、これには白井さんも興奮を隠せませんっ! 「料理人の知恵と技」コーナーはお昼ごろにスタートし、参加者の皆さんにも実際におかみさん達の手作りお弁当を味わいながら学んで頂く予定です。当日はどんなお料理が出てくるんでしょうか・・・楽しみですね !!
白井さん「イカ釣り漁船というと沖で灯りが光っているイメージですね。それをぼくらはふだん陸から見てるんですけど、実際のところはどうなんでしょうか」
家田さん「虫が…どんどん来るらしいです!!」 (一同笑)
白井さん「そうか…明るいから虫が集まるのか…(汗)。そうやって大変だけど、漁師さんたちがどんな風に捕っているのかというお話も伺いたいです 」
地球を食べる食堂 第3弾『須佐ホルンフェルスとケンサキイカ』では、「生産者の知恵と技」コーナーで須佐男命いか一本釣り船団長の佐々木寛さんにお話を伺う予定です。現役漁師さんから学べる貴重な機会ということで、たいへん興味深いお話が聞けそうですね。
白井さん「漁師のおかみさんたちがどんな生活をしているのかも気になります。やっぱり生活が逆転したりしますか?」
家田さん「先輩たちの中には綱を引っ張って船を着けるところから手伝っている方もいるようです。イカ漁の家は夜中に帰ってきて、それから食べたり飲んだり各家庭それぞれですね。私みたいにシャーーッと寝てしまう人もいる!(笑)」
白井さん「イカ漁以外の方たちはどうなんでんですか?」
家田さん「魚を狙った一本釣りの方たちは早朝から出る方もいるので、イカ漁の家が明け方近くまで灯りが付いていて、それから魚の一本釣りの方たちが起きてきて…という感じです」
白井さん「オォ・・・! それって須佐の町は不夜城ってことですね !!」
こんな感じで終始和やかに、ユニークな会話で進んでいた今回の打ち合わせ。なんだかとっても楽しいイベントになりそうです。
地球を食べる食堂第3弾『須佐ホルンフェルスとケンサキイカ』の応募要項など、詳しいことがわかりましたら引き続きSMOUTでも掲載していきますので、気になる方はこの記事にぜひ「興味ある💓」ボタンを押してくださいねっ!
(※自然が相手のイベントですので、不漁など不測の事態により開催を中止させて頂く場合もございますので、予めご了承ください)


三枝英恵(はぎポルト)
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

萩市
人口 4.11万人

三枝英恵が紹介する萩市ってこんなところ!
小京都のような風情ある町並み、吉田松陰ら維新の原動力となった偉人たちなど、文化的な側面でよく知られる萩市。実は本当の魅力はそれだけではありません。 市域は698.3平方キロメートルと東京23区をすべて合わせたよりも大きく、海や山、さらには「大島」「相島」をはじめとする6つの平らな火山島とおよそ45km先には国境離島の「見島(みしま)」があり、豊かな自然に恵まれた土地でもあるのです。 また、過去1億年にわたる多様な火山活動の変遷をたどることのできる「萩ジオパーク」としての魅力にも注目です。萩市ではマグマ活動が生んだ地質や地形、そしてそれらを巧みに利用してきた先人達の知恵を、そこかしこで目にすることができます。 豊かな自然はそのまま厳しさの裏返しでもあります。厳しい自然と向き合い感謝し、文化を発展させてきた萩だからこそ、たくさんの偉人を輩出することができたのではないでしょうか。
人口たった44,000人の小さなまち。しかしその一人ひとりの心には、先人から受け継いだマグマのような熱いパワーが秘められています。あなたも萩の人と自然に触れてみませんか。やがて大きな変化をもたらすような不思議な力が、いつの間にかあなたの心にも宿っているかもしれません!
移住に関する情報は『萩暮らし応援サイト』からご覧頂けます。 https://www.city.hagi.lg.jp/site/teijyu/
このプロジェクトの作成者
こんにちは!萩市ローカルエディターの三枝です。萩・明倫学舎4号館「はぎポルト」から、地域で輝く人や楽しいイベントなどを紹介しています。わたし自身も東京からの移住者ですので、これからも移住者としての視点も大切にしながら、皆さんのお役に立てる情報をお伝えして行きたいと思っています。
【はぎポルト 開館時間】 毎週火曜日~土曜日 9:00AM~6:00PM 地域のディープな情報や空き家の提供や空き家バンクのご相談、定住相談の窓口として、どなたでも自由にお越し頂ける開放的なスペースです。キッズコーナーもありますので、お気軽にお立ち寄りください。