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木を植えない林業ー広葉樹林業が生み出す地域の未来ー 私たちと林業で地域の未来を創ってくれる人を募集します
木を植えない林業って知っていますか? 実は「林業=植林」ではありません。単一の樹種を植林した森ではなく、多様性に溢れた広葉樹の森。私たちはそこに地域の未来を見据えています。
岩手県岩泉町と岐阜県飛騨市。この遠く離れた二つの地域は、広葉樹林業の可能性という点で同じ方向を見据えています。今回、この二つの地域が東京で同席し、広葉樹の未来を語り合います。
多様性に富んだ山 私たちはその価値をもっと高めたいのです。
地域おこし協力隊の募集なんて、日本中でやっているわけです。なので、ちょっと歪んでしまって、うちは「給料」いくら出します、うちは家をタダで貸します、なんて待遇合戦みたいになっている側面もあったりします。
でも、それは違うだろうと私は思うわけです。地域おこし協力隊と言うのは最終的な就職先ではありません。協力隊でいられるのは長くて3年。その先は自分で切り開かなくてはいけないのです。
安定して高い給料もらいたいなら大企業にでも入ればいいわけであって(今は大企業でも厳しそうですが)、やっぱり地域おこし協力隊を希望する人は、それなりの想いや、やりたいことがあって、選ぶと思うのです。
だからこそ、待遇面ではなく、協力隊の仕事の内容、そしてそれを取り巻く環境ををきちんと伝えたいと思っています。もちろん応募してくれる本人にとっては人生がかかっているわけで、待遇面もそれなりに大事です。ただこの協力隊の事業は窓口はそれぞれの市町村ですが、大元は国の事業なので、基本的にはほぼみんな同じです。あとは各市町村独自で、どこまで+αをしているかだけです。
前置きが長くなりましたが今回は林業を特に取り上げます。岩泉町は面積の9割以上を森林が占めることもあり、林業が盛んです。そのため協力隊も林業に関わる職種がいくつもあります。
ただあまり知られていませんが、岩泉町の林業は他にはない特徴があります。それが広葉樹の林業です。林業と言うと多くの人が、木を植えて、間伐や枝打ちなどの手入れをして、何十年後に切って、木材にして、というイメージを持っていると思います。
ところが岩泉で盛んに行われている広葉樹の林業は基本、木を植えません。植林しません。そう聞くと環境破壊?とか思うかもしれませんが、とんでもない。全くの反対です。
萌芽(ほうが)って知ってますか?主に広葉樹で見られますが木を伐採すると、切った面の少し下あたりから新たな芽が出てきます。これを萌芽と呼びます。この萌芽は段々と成長として、再び大きな木になります。
岩泉町で多く見られる広葉樹の山は、ある程度大きくなると、一斉に伐採されることがほとんどです。つまり伐採後はほぼハゲ山になります。ところが切り株の脇から出た萌芽や、ハゲ山になったことで日当たりが良くなり、今までだと日当たりが悪く、大きく育たなかった植物たちが一斉に育ち始め、数十年後には再び同じような広葉樹の山になっていくのです。それを繰り返してきたのがここ100年くらいの岩泉の林業です。
基本切っては放置の山のなので、色々な木が生えます。植林をする林業はスギならスギ、ヒノキならヒノキを一面に植えるので、スギの山とかヒノキの山が出来るわけですが、植林をしない広葉樹の山ではシラカバ、ナラ、クリなど色々な樹種が育ちます。また初期のうちはタラノキが多く生えるなど、時期によっても樹種が異なるなど多様性に富んだ山になります。その多様性に富んだ山を今まで以上に活用しようとするプロジェクトが岩泉町で進んでいます。そのプロジェクトに参加する人を募集したいのです。
面積の95%以上を山が占める岩泉。山の恵みと共に暮らしています
岩泉ではまだ現役で、ボンネットトラックが林業を支えています
多様性に富んだ山を活用したい。その思いを共有し、一緒に創ってくれる仲間を探しています。
・広葉樹の林業に興味がある
・林業を仕事としたい
・山に関わる仕事がしたい
どれか一つでも当てはまる方はぜひともこのイベントにご参加を!
岩泉町の森
飛騨市の森
無事、終了しました~
ご参加くださいましたみなさま、大変ありがとうございました!
建築家や木工に携わる方から、実際に木を切る仕事されている方、環境や自然に興味があり移住を考えている方、そして林業を学んでいる学生さんまで、本当に色々な方に参加していただきました。日本の林業政策が、針葉樹を植林した人工林中心で進んできた一方で、地域には広葉樹を中心とした自然林が多く存在しています。ちなみに昨今話題になることが多い「里山」もその広葉樹林です。
地域に多くの広葉樹林を持つ岩手県岩泉町と岐阜県飛騨市。その両地域に住み、広葉樹林業に関わる方々が語る未来は、まさに広葉樹林業のトップランナーにふさわしいものでした。
径の小さい木をどう生かすのか。多品種少量の木々をどう扱うのか。伐採してから現場で使われるまでのタイムラグをどうするのか。そして実際に伐採する人々の高齢化をどうするのか。
決して少なくない問題があるわけですが、それらの解決に向けて一つ一つ取り組み、新しい広葉樹林業を創り、そして地域の未来も創っていこうとする両地域はとても魅力的です。
両地域ではその広葉樹林業を一緒に創っていく人材を募集中です。少しでも興味ある方は、まずはご連絡を下さい。
岐阜県飛騨市の募集についてはこちらをご覧ください
https://www.facebook.com/we.will.create.the.future.with.hardwoods/
岩手県岩泉町の募集についてはこちらをご覧ください
https://bit.ly/2Nyb5XX
2019/11/09追記
増席した分も含め満席となりました。大変ありがとうございます。
2019/11/05 追記
本日、会場となる科学技術館より10席増席可能との連絡を受けましたので、申し込みを再開いたします。参加をご希望される方は下記のサイトからお申し込みください。皆様の参加を心よりお待ちしております。
Facebook https://www.facebook.com/events/2695858987133663/
peatix https://iwaizumiforest.peatix.com/
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岩泉町といえば日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞が有名な観光地になりますが、岩泉町民になれば龍泉洞に無料で入ることができます!
また、もっちもっち感がたまらない岩泉ヨーグルトも有名です。
さらに、短角牛や龍泉洞黒豚、小本の鮭、日本酒やワイン等、名産品も多いです!
自然の恵みである山菜や秋にはマツタケも収穫され、四季折々の食を楽しむことができます。
とにかく空気と水が綺麗で、夜は満点の星空を見ることもできます。
地域の人々ですが、高齢化が進んだ町ですが暖かくて優しい方々が多いです。
恥ずかしがり屋さんも多いですが、各地域でみんながお互いを思いやりながら暮らしている人情豊かな町だと思われます。
歴史文化では中野七頭舞をはじめとする郷土芸能も盛んです。
ロハスやスローライフといった言葉が似合う町なのではないかと考えています。
生まれは東京都練馬区ですが、東京農業大学卒業後、岩手県岩泉町に移住。20年間住んでいました。岩泉在住中は農業と小さなハム屋をしてました。
親のことなど、色々事情が重なり、再び東京に戻り、現在は首都圏にいながら岩手県岩泉町の移住コーディネーターをしています。
岩手県岩泉町に本拠地のある一般社団法人KEEN ALLIANCEに所属し、働くことだけではなく、暮らすことも考える、岩泉型インターンシップの運営、地域おこし協力隊の募集・フォローなどを担当しています。また、岩手大学地域協創教育センターの客員教員として、学生と地域を繋ぐ仕事もしています。
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