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「移住者っていつまで移住者?」移住者と移住相談員が本音で語り合いました。きのもと”すむすむ”企画展開催レポート
移住に向けて色々考えたり、調べたり、各地の移住相談員と話したり。
移住は一大イベントで、皆さん念入りに準備に期間をかけると思いますが、移住してからの方がはるかに長い期間を過ごすことになります。
移住者としてみんな優しくしてくれるけど、生活に慣れてきてもよそ者扱いされている気がして、なんとなくさみしい。
移住者はいつ在住者になるのか。
「住んでよかった町、きのもとになるために」移住者と移住相談員が語り合いました。
【登壇者】
池田さん(メイン画像前列中央):長浜市木之本町出身。東京のしがIJU相談センターで移住相談員として滋賀の魅力を首都圏に伝えておられます。
カロリーナさん(同前列向かって右):アメリカから移住。市内学校の英語講師として来日。結婚をきっかけに木之本へ。愛称カロちゃん。
加藤さん(前列向かって左):関東と関西の半二地域居住から、夫の仕事の関係で木之本に移住。
矢島さん(同後列向かって左端):いざない湖北の移住コンシェルジュ。フリーのライターとしても活躍中。長浜生まれ長浜育ち。ものすごく顔が広いです。
藤谷さん(同後列向かって右端):今回のイベントの主催者兼ファシリテーター。結婚を機に木之本に移住。食と本をツールに世代や地域を超え、人と人が繋がるスペース「Bookcafeすくらむ(住暮楽)」を運営されています。すくらむのHPはこちらhttps://sukuramu.mystrikingly.com/
Welcomeなきのもとのまちづくりを目指して
木之本は長浜の北部の地域です。木之本の地域についてはこちらのプロジェクトで紹介していますのでご覧ください。https://smout.jp/plans/8967
今回のトークセッションは移住を受け入れる側、つまり地域住民を対象に開催されたため、事前のお知らせはSMOUTに掲載しませんでした。
ですが、移住を検討されている皆さんや地域ユーザーの皆さんにも聞いてもらいたい話がたくさんあったので、開催レポートとしてお送りします。
〈木之本にきて思ったこと〉
加藤さん「夫の勤務先の木之本スティックホールは地元の方もあまり知らないと思いますが、とても素晴らしい施設で驚きました。他にもいいところがたくさんあるのに、地域の認知度が低いのがもったいないと(外から来た立場としては)思います。」
〈雪の多さはどうでしたか?〉
加藤さん「引っ越してきた年の冬は降りませんでした。でも次の年にはすごくたくさん降って『だまされたー!』って思いました(笑)。慌ててホームセンターにスコップを買いに行ったのを覚えています。」
矢島さん「雪のある場所に住みたいとおっしゃる移住希望者の方もおられます。そんな方でも、地域によっては『こんなに降るのか!』と驚かれることもありますね。雪はもともとの住民にとっても大変なので、そこは共感できます。『わざわざ雪の降る場所に』と思うこともあります(笑)。一度事前に冬に来てもらうのがおすすめですね。」
池田さん「『寒い』という感覚が東京とは違います。東京の方には雪の許容度を確認して話をするようにしていますね。」
〈住民について〉
カロリーナさん「皆さんとても優しい。先日もお墓掃除をしていたら声をかけてくれた(笑)。」(家がお寺の藤谷さんを見ながら)
加藤さん「すごくいい人が多いです。こちらに来て、読み聞かせのボランティアなどに参加して、人の輪が広がりましたが、こういった経験は初めてでした。ご近所の方もとても優しくて。庭の草を夫婦で頑張って刈るのですが、全然追いつかなくて・・・そんなときは何も言わなくても手伝ってくださいます。雪の日にも、ちょっとしたアドバイスをくれたりするんです。例えば『電線に積もった雪が落ちてくるから、外を歩くときは帽子をかぶった方がいいよー』とか。何気ないことですけど、気にかけてもらってるんだなと嬉しいです。」
藤谷さんがお題をわかりやすく掲げてくれていました
しがIJU相談センター相談員の池田さん
移住者はいつまで移住者なのか
〈移住者と地域について〉
矢島さん「市内にも移住者との関わり方がとても上手な地域があります。移住者の方のつながりでさらに増えていくこともあって、相乗効果でとても盛り上がっているんですよね。そういった地域は、子育て世代の移住も多くて、多世代の交流が自然に生まれて地域としてもすごく活気があります。」
藤谷さん「地域の方はどのように接しておられますか?」
会場「おせっかいを焼き過ぎないようにしてる。自分ならどうされたら嬉しいか、どういうことで困るか考えて接しています。」
池田さん「都市部の人がつながりを求めているとしても、適度な距離感が大事なのだと思います。」
〈移住者はいつまで移住者なのか〉
会場の移住者「私も移住者なのですが、やはり地域の方に『親戚や知人がいるわけでもないのになぜ来たの?』と聞かれます。魅力があるからなんですが、地域にとっては当たり前なので疑問になるんでしょうね。」
会場の別の移住者「歴史の深い地域なので2世代くらいかからないと『うちの地域の子』とならないのかもしれませんね(笑)。」
会場「でも移住者の方だからこそ思いつく発想も多いです。特に木之本は地域を盛り上げたくてイベントが多いのですが、その中には移住者の方の発案で始まったものもあります。「きのもと映画祭」なども移住者の方のアイデアと協力で始まりました。この間のコーヒーフェスティバルもそうです。」
矢島さん「そういったイベントに参加したり、地域との関わりを持っていくことで、自然に受け入れられていくのかな、とも思います。地域の方も、新しく来られた方を受け入れていけるように考えていくことも大切です。人と人との関係性のことなので、『これをすれば良い』と決まった正解はないと思います。でも一人ひとりがすこしずつ行動することで、変わることはきっとありますよね。」
藤谷さん「お墓掃除とかね(笑)。何気ないことで広がる縁があります。在住者とか移住者とか気にせず、きのもとに住む人は『きのっこ』としてwelcomeなまちにしていきましょう!」
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地方でのトークセッションの登壇者が全員女性というのが嬉しかったです。
これがどこでも自然な光景になるといいですね。
会場の方も気軽に発言していて、和気あいあいとしていました。
長浜の南部は観光客でにぎわっていますが、北部には北部の良さがたくさんあります。
皆さんも長浜にお越しの際は是非北部地域にもお立ち寄りください。
みんなからカロちゃんと呼ばれ大人気のカロリーナさん
長浜の移住コンシェルジュの矢島さんと加藤さん
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滋賀県内で有数の観光地である長浜。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町で、戦国の三英傑が駆け抜けた足跡が数多く残る戦国ロマンあふれるまちです。
歴史だけでなくユネスコ無形文化遺産である長浜曳山祭りや黒壁スクエアなど市民が中心となって作り上げた新旧の文化が交差しています。
古くから交通の要衝であり、総合病院もあり、暮らしに不便を感じることはほとんどありません。
次の文化をつくるために、リモートワークや起業、副業・兼業も促進しています。
そんな長浜市の空き家情報はこちらで公開中。
https://www.nagahama-capital.net/
もしお好みの物件が見つからなかった場合はこちらもご覧ください。
高島市
https://move-takashima.jp/sumai
米原市
https://koisuru-akiya.com/akiyabank/
彦根市
https://www.hikone-akiya.com/
びわ湖の東北部に位置する滋賀県長浜市です。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町です。
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