ふるさと薫る一滴です、葛川産アロマオイル(地域紹介:滋賀県大津市葛川)
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公開日:2022/12/02
終了日:2024/12/31

ふるさと薫る一滴です、葛川産アロマオイル(地域紹介:滋賀県大津市葛川)

滋賀県「やまの健康」キャラクターやまのおっ山だフォ。滋賀県では、農山村活性化に取り組む地域を「やまの健康」モデル地域に選定しているフォ。
モデル地域の1つ、大津市葛川を紹介するフォ。

福井県小浜と京都を結ぶ「鯖街道」の途中にあり、大津の都市部に車で30分、
京都市内にも40~50分というアクセスから“通えるド田舎”というキャッチコピーもあるフォ。

関係人口や移住者も増加傾向に。
その理由のひとつが2018年にスタートした葛川小中学校の「小規模特認校」制度。
少人数だからできるきめ細やかな指導や特色ある教育プログラムに惹かれ、
市内の学区外から通ったり、都市部からファミリーで移住したり。
「山奥で最先端な取組をしている学校」としてテレビ番組で紹介されたことも。

そんな葛川で、いま、いちばん“熱い”のが地域の森林資源を生かしたアロマオイルづくりだフォ。

間伐材から蒸留 アロマオイル

葛川は、比良山系のふもとを流れる安曇川沿いにある谷あいの里です。
かつては伐採した木材をいかだに組んで安曇川に浮かべ、各地へ運んでいたそうです。
2021年には、葛川中学校の生徒たちがこの「いかだ流し」の再現に成功したというニュースも話題になりました。

しかし、戦後に多く植林されたスギは時代の流れとともに昔のようには利用されなくなり、
花粉症の原因だと悪者扱いされるように…。
なんとかこの豊かな森林資源を有効利用して山に再び関心を持ってもらったり、地域の関係人口づくりに一役買えないか、という想いから2021年の初夏に葛川産アロマオイルを作ろうという話が出ました。

「もともと葛川郵便局の局長さんがご友人からアロマオイルのことを聞かれて、うちでもできるかも!と閃いたのがきっかけ。そこから有志が集まって『葛川アロマオイル隊』を結成しました」

「現在の隊員は26人。移住してきた人、主婦の方など、いろいろ。葛川の人口は約200人なので、1割以上の人が参加しています!」

教えてくれた岡本さんは隣の高島市から移住し、現在は葛川まちづくり協議会に勤務しつつ、なんと猟師でもあり、鹿角・骨のアクセサリー作家としても活動されています。

2021年の7月には、みんなでスギの枝葉を集めて、飛騨高山の家具メーカーに依頼して初の蒸留に成功。
翌月には最初のパッケージデザインも完成して販売をはじめたというから、すごいスピード感です!

試作を重ねて現在販売しているのは、『葛の雫(くずのしずく)』という名前のアロマオイル。“スギ”と“ヒノキ”を蒸留したもの。さらにスギ、ヒノキに加えて柑橘系など数種類の香りが調合された『夏安居(げあんこ)ブレンド』の“陽”と“月”も含めて現在、この4種類。
地元の「道の駅 妹子の郷」、葛川郵便局や、東京日本橋のアンテナショップここ滋賀、オンラインショップ等で取り扱い中。
2023年には、アロマオイルの蒸留や葛川の自然フィールドワークを体験できる施設も完成予定です。

「今後も、アロマオイルの蒸留体験などを通じて、葛川を訪れる方に自然と共生するライフスタイルについて考えてもらえたらと思っています。」と、アロマオイル関連で中心的存在として動かれている平山さん。

葛川の風景と宮嵜さん

葛川の風景と宮嵜さん

葛川アロマオイル隊の活動

葛川アロマオイル隊の活動

リンドウ栽培

葛川地域ではアロマオイルの他にも、近年、耕作放棄地の利活用としてリンドウ栽培に力を入れています。リンドウは高冷地に適していて、獣害にも強いということで山間地の葛川にピッタリの農産物です。

「でも、リンドウは仏花のイメージが強いので、そのイメージを変えて、1年中販売できる仕組みを見つけたいですね。 “アロマ×リンドウ”の企画も考えたりもしているんです、スギから出る蒸留水をリンドウ栽培に使ったらどうだろう、なんて。寒暖の差が激しい葛川ならではの綺麗な青色の花をうまく活かしたいですね」

と教えてくれたのは、長らく葛川のさまざまな地域おこしの取組を推進されている宮嵜さん。
岡本さん、平山さん、宮嵜さんやアロマオイル隊のみなさんなど個性的で楽しみながら地域活性化を進めている方々がおられる葛川から、今後も目が離せません。

アロマオイル(桧)

アロマオイル(桧)

リンドウの花

リンドウの花

滋賀県森林政策課
プロジェクトの経過レポート
2023/03/09

葛川ハンドメイド週間(3月11日~19日)その2

13322

3月11(土)12(日)、18(土)19(日)にはアロマオイルのバスボム作り(天然柚子化粧水のお土産付き)や、鹿角の指輪作り (11日、19日のみ予定)、コーヒーを飲んで一息つけるイベントも開催。イベント詳細は「葛川ハンドメイド週間」で検索。
葛川を含めた、鯖街道沿いの6か所で、スタンプを集めると景品が当たるスタンプラリーも。スタンプラリーの詳細は「鯖街道の日」で検索するフォ。

2023/03/06

葛川ハンドメイド週間(3月11日~19日)

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滋賀県大津市葛川は、京都―小浜間「鯖街道」の中間地。さば寿司を扱っている店舗も多くあるフォ。そんな葛川では、3月11日~19日、10~16時、「鯖街道の日プロジェクト」に合わせて期間限定でハンドメイド作品・地域のアロマオイル・物産品などを販売するフォ。

会場の葛川かやぶきの家(大津市葛川坊村町232-1)は、200年以上前に建てられた家を現在の場所に移築した歴史的建造物だフォ。昔この地域で使われていた道具の展示や、いろりのそばで地域の方のお話を聞いたりすることが出来るフォ。

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滋賀県
滋賀県森林政策課「やまのおっ山」が紹介する滋賀県ってこんなところ!

滋賀県は日本のほぼ中央にあり、北は福井県、東は岐阜県、南東は三重県、西は京都府と接しています。まわりを伊吹、鈴鹿、比良、比叡などの山々に囲まれ、中央に県の面積(約4,017平方キロメートル)の約6分の1を占める日本で一番大きな湖「びわ湖(マザーレイク)」があります。まわりの山々からびわ湖に流れこむ川の数は、大きな川だけでも120以上も。
森ー川ー里ー湖のつながりを感じられる滋賀県。やまの恵みを活かした暮らし(FATHER FOREST Life)を一緒に楽しみませんか。

滋賀県が取り組む「やまの健康」推進プロジェクトのイメージキャラクター「やまのおっ山(さん)」だフォ。
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蒸留めちゃ興味あります。薬草園を作って蒸留水とか作りたい。
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アロマがとっても好きなので、とても興味深いです。国内産のアロマを増やしたいですね。
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めちゃ面白いっフォ〜。ブックマークに追加したフォ。
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