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- 人との出会いが決め手になった僕の移住ストーリー〜日本一周ヒッチハイク旅の終点は萩市でした〜
お久しぶりです! 萩市ローカルエディターの上田です!!
さて今回は、来たる7月23日開催の「やまぐちと津和野のんびり移住Life2023」のトークセッションゲストとして参加される、萩市地域おこし協力隊OB 園田滉樹さんをご紹介します。
園田さんは愛知県出身の30歳。昨年地域おこし協力隊を任期満了で卒隊し、現在は萩市川上地域で生活を営まれています。
今回はこの夏のイベント参加する「園田さんってどんな方?」「移住の経緯は?」「何をして暮らしているの?」 などざっくりとお聞きしてきましたので、ぜひこの機会に“萩の人”園田滉樹さんをぜひ知っていただきたいと思います。
それでは、インタビュースタート!!
上田)どうして萩に移住することに決めたの?
園田)当時日本一周ヒッチハイクの旅をしていて、その中で萩に来た時に、素敵な人や場所に出会えたってことがきっかけですね。その中でもゲストハウスRUCOだったり家具職人でアーティストの中原忠弦(なかはらちゅうげん)さんとの出会いが大きかったと思います。
上田)園田さんのお話をするときに、(中原)忠弦さんてよく出てこられるお名前ですけど、忠弦さんと園田さんっていわゆる師弟関係のような感じなの?
園田)いや実は師弟関係ではないですね。もちろん尊敬していますし、何かとアドバイスをいただいたりするんですけどね。以前忠弦さんが同じ質問を受けた時に「友達」といってくれて嬉しかった。でもほんと、不思議な間柄なんですよ。
上田)なんで日本一周ヒッチハイクの旅に出たの?
園田)これは勉強がしたかったからですね。
上田)ん?
園田)あ、いやいや…えとですね、そもそも大学受験をしてて、第一志望は残念な結果でしたが第二志望に合格して、まさに入学手続きのために大学がある街に出向こうとしていた時に、ふとある考えに至ったんですよ。そもそも自分は「学生になりたかっただけだ…」と。うまく言えないのですが、ただ大学生になって卒業〜就職までの時間稼ぎをして暮らすくらいなら、旅に出たい!! 旅でいろんなことをして、いろんな人と出会って学びたいし将来の選択肢を広げたいと思ったんですよね。無理と思っていたことを成し遂げた時に「何かが変わるんじゃないか」と思いました。
空き家購入で勉強したことを実践することができました!
上田)なるほどね〜。で、ヒッチハイクの最中に萩の人との出会いがあり、移住することになって…と。で、ちょっと聞きかじった話で恐縮ですが、園田さんて、地域おこし協力隊として萩市にやってきた訳じゃないですか? 萩市では協力隊に任期の間住んでもらえる住居を用意しているけど、なんか協力隊着任前にすでに萩でお家を買っていたと聞いたんですが、本当ですが?
園田)確かに自分にも住居が用意されていました。着任前に萩市に事前訪問した際にその住居を見学させてもらったのですが。ヒッチハイク暮らしが長かった当時の自分としては「日当たり」が悪いかな?と思って、他に探してもいいですか? とお願いしたら、空き家情報バンクなら良い物件が見つかるかも? とアドバイスされたので調べてみたら、任地である萩市川上地域ではこの物件しかなく、所有者さんにこの家をお借りしたいとお願いしたところ、購入して欲しいという話になって購入に至りました。その時自分は何も持ってない状態でしたから、購入にはかなり躊躇しましたが、(萩市の方で)助力してくれる人が現れ実現に至りました。
上田)購入したお家はどうですか?
園田)ヒッチハイクで旅をしていた時には「家を持ちたい」という思いはなかったのですが、いざ持ってみると自分にとってメリットがありました。
上田)メリットとは?
園田)今までは農業や栽培の勉強したくて種を植えたくても、そもそも自分の土地がないからできなかったけど、今は植え放題(笑)。あと、旅行中大工さんの手伝いをたくさんしてきたのですが、あの当時は手伝いにちょっと飽きてて「自分でやりたい」という思いが芽生えていました。自分の家があれば旅で得た知識や技術を試せるのでありがたかった。
上田)でいよいよ協力隊として萩にやってくる訳ですが、園田さんのミッションは何だったの?
園田)自分のミッションは林業の6次産業化に関するものでした。
上田)6次産業ってどんなものなの?
園田)①素材生産②販売③サービスを統合したもので、要するに作って、売って、届けるまでをやるのが6次産業と自分は聞きました。でも、それって結構ムズカシイ(笑)そもそも木材を多く使う時代ではない中で人口も減少傾向…そんな中すでに育った木と現在育てている木を誰が使うのか…。いろいろ考えましたが、まずは自らが木を使う生活をはじめることからはじめよう、と思い行動に移しました。また任期中は、先ほどお話しした中原忠弦さんのところで研修という名目で木工の技術を学びながら商品の開発をし販売までやってみました。また児童・生徒に木に触れる機会をもうける「木育」にも参加し、それは今も継続しています。
在任中は、木材を活かすため自分で作り自分で販売しました
協力隊のミッションのおかげで技術を学ぶことができました
自分の移住体験を活かしてほしい!
上田)で、今は卒隊されて何をして暮らしてるの?
園田)今は夫婦で帽子屋をやっています
上田)なんで帽子屋さんになられたの?
園田)それは「妻が帽子づくりと出会った」ことが全てなんです。で自分は妻が作った帽子を置く木製の「ハットスタンド」を作っています。あと帽子の木型づくりもはじめました。できる限り生産者さんの背景やストーリーを伝えられるような「ものづくり」を目指しています
上田)最近新しい試みをはじめたと聞いたんですけど?
園田)色々失敗しすぎて…もう失敗できない。という時に「栗の鉄染」というものに出会って、これだぁ〜と思って(笑)ハットスタンドにこの染め付けを施すことで、とても良い雰囲気になるし、この手法は色落ちしづらく長期間の使用にも耐えうるので、購入していただいた人に帽子共々長く愛用していただくことができます。次回はケヤキ材でもやってみようと思い、すでに材料は揃えています。
上田)色々話をお聞かせいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか? 彼の日本一周ヒッチハイクの旅の終着駅は萩でした。人との出会いや地域が持つ面白さが彼に移住を決意させたんですね。
このお話が面白かった! 参考になった! と思った方はぜひ「興味ある」ボタンをクリックよろしくお願いします。また、園田さんと繋がりたい、イベントの詳細を知りたいと思ったら、ぜひローカルエディターにコメントください。
お待ちしていまーす!!
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今回ご紹介した地域は萩市川上というところです。この地域は総面積の90%が山林で、中心部を流れる阿武川沿いに集落が点在しています。萩市の中心地から川上地域へは車で25分くらい。レジャースポットとしては、名勝「長門峡(ちょうもんきょう)」や阿武川ダム湖、阿武川温泉(施設内にキャンプ場あり)などがあります。また桜の季節には川沿いに咲いた桜のライトアップもなかなか良いですよ。農産物としては、ゆずが特産として代表的(全国でも有数の「ゆずの里」となっています)ですが、馬鈴薯、たまねぎ、かぼちゃなども生産されています。自然資源が豊富ですので、それを活かした観光事業の展開をしている地域でもあります。阿武川のカーブに合わせ道路が作られていて、長いワインディングロードが楽しめるので、ドライブ好きな方にもおすすめですよ。萩市中心部からでも気楽に遊びにいくことができる場所ですので、気になった人はぜひ一度訪れてみてください。
東京からのIターン移住者。プロカメラマン、エディター、デザイナーなどのスキルを活かし、萩市ローカルエディターになりました。現在は明倫学舎4号館にオープンした「はぎポルト-暮らしの案内所-」で活動中です。
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