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- 夫婦でおもてなしする“移住の相談宿” |体験型民泊「村井屋」
福岡県の北東部に位置する香春町(かわらまち)。北九州市と隣接しており、繫華街のある小倉駅から電車で40分程で来れるアクセスの良いまちです。銅が有名な場所でもあり、奈良の大仏建立や皇朝十二銭等に使用されたと伝えられています。
JR採銅所駅から少し歩いたところにあるのが、「体験型民泊『村井屋』」です。
村井勇輝さん・里美さん夫婦で営んでいる村井屋。勇輝さんは大阪、里美さんは埼玉からの移住者です。
勇輝さんは脱サラし、香春町地域おこし協力隊として移住体験の案内役を務めていました。その移住体験に参加された里美さんと出会い、結婚。現在は二人で暮らしながら、勇輝さんは村井屋の運営、里美さんはカフェでの仕事をしています。
勇輝さんは、村井屋を始めようと思ったきっかけについて、こう話します。
「移住体験の案内役として、初めて会った知らない人達とシェアハウスするっていうのを散々やってきたんですけど、それが楽しいと思ったんですよね。昔から人と喋るのがすごく好きで。居酒屋に行ったらカウンター座って隣の人とすごい喋って(笑)。だから、宿なら誰かが来て、一緒に過ごしてお喋りできるなと思ったんです」
こうして体験型民泊『村井屋』の事業がスタート。勇輝さんは、自身の仕事を「複業」と言います。
現在、民泊の他にアウトドアイベントの講師、竹を使った作品作りや無農薬栽培の農園でのお手伝い、カフェのHP・フライヤー・パネルなどのデザイン、動画編集の仕事など幅広く行っています。
移住を経験した勇輝さんと里美さん。今回の体験では、勇輝さんが行う幅広い仕事を知ることができます。お二人の移住経験や移住のリアルについてお話をうかがうことができるだけでなく、今後の仕事選びのヒントも得られる体験になるでしょう。
今回体験できる内容
今回の福岡くらしごと体験では、体験型民泊「村井屋」の仕事の一部をお手伝いできます。
1日目は香春町をご案内いただき、タイミングが合えば、地域の方々との交流の機会に恵まれるかもしれません。時期によっては、農作業のお手伝いも可能です(秋から春は除草作業や収穫などを行います)。2日目は、村井さんが行っている竹を使った作品づくりを体験できます。近くの山へ竹を切りに行き、勇輝さんの指導の下、その竹を使った作品を作って作っていただきます。3日目は今後力を入れていこうとしている動画制作についてお話いただきます。一部、編集体験の時間も設ける予定です。
滞在中は、勇輝さんと里美さんと食事する時間を設けています。お二人とも地域おこし協力隊の経験者。移住のきっかけや、移住支援、幅広い仕事のことなどおうかがいできる内容が盛りだくさんです。
今回の体験には、どんな方が参加すればいいのでしょう?熊本県の産山村地域おこし協力隊を経験した里美さんはこう話します。
「地域のイメージだけで移住してみたら、すぐにくじけちゃうこともあると思うんです。例えば、山で生活したいと思って山に移住したら、生活ハードルが高かったとか。だから、一度この香春町に来て、実際に地域での生活を体験してみることで、今後の生き方を考える余白ができるかなって思います。それは、自分の実体験として感じますね」
勇輝さんも同意します。
「僕が移住しようと思った時、情報が少なくてすごい苦労したんです。なので、田舎に住みたいけど悩んでる人にとって、村井屋がおためしの場になりたいなと思ってるんですね。移住の第一歩と思って、気軽に来て貰えると嬉しいです」
移住への憧れはあるが、行動に移すまでの勇気がまだない。そんな方にとって、村井屋での体験は、不安を整理してくれる貴重な体験になりそうです。
しごと・くらしの特徴
勇輝さんは、中学生の時にみたドラマで漠然とした田舎暮らしへの憧れを抱いたそう。
「山奥にあるかっこいいコテージでカフェをやってるのをみて、『めっちゃかっこいい!おじいちゃんになったらこれやりたい!』って思って。田舎暮らしに憧れたんです」と笑顔で話します。
大学卒業後は、大阪のプラスチックの食品容器メーカーへ営業職として入社。しかし、アキレス腱断裂をきっかけに休職することに。
「休んでる間、ソファーに座ってパソコンとか映画みるだけの生活だったんですよ。その時に、何してんねやろ?って思って。やりたいことを書き出して、その中にあった現実的なものが『田舎に住む』だったんです」
アキレス腱が完治してすぐ、勇輝さんは会社に退職届を提出。その後、各地の地域おこし協力隊の方々と会う中で、香春町地域おこし協力隊の募集を紹介してもらいます。
「香春町に来てみたら役場の方がいい人だし、協力隊の契約期間の3年間はここにいようと思ってたら、そのまま今もここにいます(笑)」と、照れながらも嬉しそうに話します。
そんな経緯で香春町へ移住してきた勇輝さん。すべてが順風満帆だったわけではありません。村井屋をスタートさせ、様々な仕事にチャレンジしていく中で、苦しいときもありました。
「料理提供の営業許可も取得して、イベントにも出ようと思っていたら、コロナが流行して。呼ばれたイベントも仕事も全部なくなって。そんな時に助けてくださったのも香春町の皆さんだったんです。せめてものお返しにと、今も毎年草刈りとか、畑のお手伝いをしたりとか、何か事業をやるときは手伝いに行ってます」
地域で生きていくためには、住民同士の支え合いが必要。村井屋での体験は、移住に留まらず、人や地域とどのように関わっていくのかを考える機会にもなりそうです。ぜひ勇輝さんと里美さんの元で、田舎での暮らし方を吸収して来てください!
所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。
費用:無料 (宿泊費:5,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)
最小催行人数:1 人
集合場所:体験型民泊「村井屋」|福岡県田川郡香春町大字採銅所2561-3
解散場所:体験型民泊「村井屋」|福岡県田川郡香春町大字採銅所2561-3
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「体験型民泊『村井屋』」の仕事の説明
3.移住に関するお話
4.香春町の案内
※タイミングが合えば、地域の方々との交流もできます。
※秋から春にかけては、農作業(収穫や除草作業)のお手伝いもできます。
※実際の仕事状況によって変更があります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・山への竹取り
・竹の作品づくり
※実際の仕事状況によって変更があります。
3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・動画編集の説明、編集作業
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。
■宿泊場所:体験型民泊「村井屋」|福岡県田川郡香春町大字採銅所2561-3
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北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。
しかし、実は都心部から少し離れるだけでマリンスポーツができる海や、日本の原風景を思わせる里山があり、自然との距離がとても近いのが特長です。
都会と自然が近い福岡では、普段は田舎でスローライフを楽しみながら、都心部に気軽に遊びにいけるなど、ライフスタイルに応じた様々な生活を楽しむことができます。
都会も自然もバランスよく楽しめる福岡ならではの環境で、あなたの「理想のくらし」を探してみませんか。
福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!
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