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【雪国のゲストハウスをつくる!】物件選びや計画策定から始めるゲストハウスづくりと運用に取り組む仲間を大募集!(地域おこし協力隊採用)
「何もないよ」というのは全国各地で耳にすることばです。
確かに、真室川には観光スポットとなるような風光明媚な景色も有名な旧所名跡もなく、案の定おしゃれなカフェだってありません。
でもホントに何もないのかというと、安心してください、魅力は沢山ありますよ。
ただ、真室川の魅力はニッチな魅力です。100人いればそのうちの5人くらいには「最高!」と言ってもらえるのではないかと思っています。
よそ者の私が想う真室川の魅力は、雪国の暮らしの中に息づく知恵や伝承、そしてライフスタイルそのものです。
真室川には古いものが沢山伝わっています。例えば野菜の種、芸能、風習、そして「四季に寄り添う暮らし」や「手間ひまのある暮らし」。
100人のうちの5人に向けて、真室川のニッチな魅力をどう伝えていくか?
その答えのひとつが移住体験住宅でありゲストハウスです。
物件選びから始めるゲストハウスで、真室川の魅力を実践しつつ、伝えてくださる仲間を募集します。
ゲストハウスで伝えたいのは、真室川の「暮らし」に息づく魅力。
人口約7,500人の真室川町も、例にもれず人口減少に悩む山村です。
町としての稼ぐ力が弱く、冬の厳しさもあることからなかなか移住の候補地にも挙がりにくいのが実情です。社人研(国立社会保障・人口問題研究所)の推計では2045年に3,300人弱になり得るとしていて、山形県下ワーストレベルのスピードで人口が減っていくと予測しています。
そんな状況のなか、様々な分野から意見を集約しオール真室川で人口減少問題に対応していこうと、2019年に「まむろがわ移住定住推進協議会」を立ち上げました。協議会において、数度のワークショップを経てアイデアを磨いた町の若者から、移住定住を推進する施策を提案してもらったところ、「実施すべき」と最も高い評価を獲得した事業案が今回のプロジェクトのベースとなっています。
「ゲストハウスでの滞在を通して真室川への移住を検討してくれる人を増やしたい」
「様々な体験を通して町の暮らしのイメージを持って欲しい」
当プロジェクトは、そんな、提言してくれた若者たちの想い、そしてそれを受け止めた協議会メンバーの想いを、彼らと一緒に実現していく活動になります。
また、今後人口減少が進むなかで空き家が増加していくことは明らかです。ただ、雪国においては一冬を越すうちに雪の重さで屋根が損傷してしまうこともあって、利用可能な空き家を確保することが課題となっています。
一方で、今後町が移住や定住を推進していくうえでは、住居の確保と提供も課題となってくるのですが、既に住まいの確保が困難になりつつあるのが現状です。空き家を活かして居住環境を整え、移住や定住を希望する方に供給していくことができれば、町の状況は大きく変わってくると考えられます。
ゲストハウスの整備と運営(とそれによる移住推進)が本プロジェクトのミッションですが、ご本人の希望と町の意向が合致すれば、そうした空き家の利活用や移住推進住宅の整備などに取り組んでいただくことも可能です。
町の若者らから想いのこもった事業案を提案いただきました
田植え前の田に映る鳥海山と集落。こんな風景を僕らは守れるだろうか。
ゲストハウスの立上げと運営に挑戦してくださる方を求めます!
○こんな人に来て欲しい
*町のニッチな魅力(四季に寄り添う暮らし、手間ひまのある暮らしなど)に関心があり、地域の実践者から積極的に伝承してもらいゲストハウスで実践したり、宿泊者と実践者との交流を生み出せる人
*人との出会いやコミュニケーションを楽しめる方で、地域の魅力や課題を伝えられる人
*ゲストハウスの立上げや運営に関心がある人/ゲストハウスのオーナーになりたい人
○活動内容例
*町が検討している「移住体験住宅の機能を有したゲストハウス」の計画立案および運営
*山菜採り等の様々な町の名人による体験プログラムの整備および提供
町の地域おこし協力隊員として、当面は役場に席を置いて活動いただきます。
○月 給:180,000円 ※副業可(ただし条件があります)
○任 期:着任日から2021年3月31日まで ※着任日より最大で3年まで延長することも可能です。
○待 遇:厚生年金、健康保険、雇用保険、有給休暇、通勤手当など
○その他:任期期間中の住居および活動用の車両は町が用意します(光熱費は自己負担)
○勤 務:基本的に、月曜日から金曜日までの8:45から17:15(7時間30分/1日)
※イベント対応時やゲストハウス開業後は週末に勤務いただく場合があり、その際は代休対応となります。
現在3名の地域おこし協力隊員が活躍しています。
胡桃を得る。実践者からの学びを楽しめる方にこそ来て欲しい。
募集情報およびエントリーについて
2020年度採用の地域おこし協力隊員として1名を採用します。
都市部等から町に移住していただくことが前提となります(詳しくはお問合せください)。
●募集期間:2020年8月20日(木)必着で申込み書類をお送りください
●一次選考:8月下旬をめどに申込み書類により書類選考を行います
●二次選考:面接およびワークショップにより最終選考を行います
募集の詳細を町HPで確認のうえ、お申込みください。
https://www.town.mamurogawa.yamagata.jp/docs/2020052100013/
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真室川は山形内陸部の北端に位置し、特別豪雪地帯に指定されています。
鉄道(現.奥羽本線)が敷かれる前は街道から外れていたことから、特に冬になると降り積もる雪が人の往来を妨げ、訪ねくる人も稀であったようです。
そのためか、真室川には古いものが沢山残っています。伝承野菜の種や、郷土芸能の「番楽」、集落や家で守り伝えられているユニークな風習など。いずれも暮らしの中で役立てたり実践してきたものばかりです。残してきたというより残ってきたと言う方があっているかもしれませんが、ライフスタイルの変遷により積極的な継承が必要となっています。
こうした魅力を伝えていただくためにも、今も暮らしの中で実践されている町の方々から学ぶことが欠かせません。元地域おこし協力隊員の梶村が、こうした方々とのマッチングと関係づくりをサポートいたします。
雪国の冬は厳しいですが、その分、春の喜びも、恵みも、彩りも豊かです。
そんな春の喜びを町の人たちと一緒に分かち合おうと思ってくださる方からのエントリーをお待ちしています。
滋賀県出身。東京などを経由し、2015年に山形県真室川町に移住し、地域おこし協力隊員に着任。協力隊の任期満了後の2018年から、町の移住定住推進コーディネーターとして活動しています。
2022年に一般社団法人雪と暮らし舎を立ち上げ、理事に就任。町や山形県最上総合支庁から委託を受けて移住定住推進業務に従事するほか、豊かな森林資源を背景とした新しい仕事の創出にもチャレンジしています。
趣味は山形に来て始めたスノーボードと、山形に来て再開した渓流釣り。それに写真撮影。彩り豊かな北国の四季を楽しんでいます。
ここ数年は新しいスノーアクティビティの「雪板」にはまり、雪板を担いで雪山に飛び込んでいます!