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- 奥能登・鉢伏山のブナの森再生に参加されませんか

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能登町最高峰の鉢伏山(543.6m)の頂上エリアをブナの森に再生する活動を続けています。かつては全体がブナに覆われていたと想像されますが、炭焼きに活用されるようになって以降、成長の遅いブナは萌芽更新されず、斜面のきつい端にだけブナの大きな木が残っています。炭焼きがされなくなり、数十年。ネマガリタケに全体が覆われていましたが、徐々に除伐し、周辺のブナ林の下の法面などから集めたブナの幼木を2010年から移植しはじめ、今年の春の段階で300本以上が生き延びていました。今後も、ネマガリタケを刈りスペースを作り、ブナを移植することで、全体をブナの森に再生できればと考えております。次代の人々が50年後、ブナの森で楽しむ姿を夢見て、ご参加下さい。具体的には、ネマガリタケの除伐やブナの移植作業、頂上エリアの歩くルートづくりを行います。興味ある方は、メッセージをお寄せ下さい。
水源の森を育成する意義は高い
旧柳田村時代に、チップ材としてブナが伐採されそうになっていた時に地域住民が柳田村にかけあい、守った鉢伏山のブナ林。水源エリアのブナ林は重要なのではないかとの考えからです。現代においてもその価値は高く、低い山が連なる能登では、水源エリアの森を保全することは大切で、保水力が高いブナの森にすることに意義があります。頂上エリアをブナの森に戻すことができれば、下流域に安定的に水を供給することに貢献できるはず。水田を潤し、畑に水をやることも容易になります。飲み水ともなり、海に豊かな栄養分を供給することにもつながります。

鉢伏山のブナ林

水田を潤す山からの水
環境保全と活用に関心の高い人とともに
地域の次代の担い手となりうる人と出会いたい
・地域の自然環境を保全しつつ活用する活動に興味のある人
・エコツーリズムに興味のある人
・ヘルスツーリズムに興味のある人
・都会と地方の複数地域で活動することを目指す人
・地域の歴史や文化に興味のある人
・将来は地方に移転して活動したいと考えている人
・都会に住みながら地方との関わりを続けたい人

大きなブナ

人間の背丈ほどのブナ

奥能登の真ん中に位置する鉢伏山。すぐ隣にある高洲山、珠洲市にある宝立山などとともにブナ林が残り、周辺エリアに水を供給する役割を果たしています。鉢伏山を源流とする水は、能登町や輪島市を流れる川を通り、日本海に注いでいます。このエリアには、冬場に田の神様を家に迎え入れ滞在いただき、春には田にお帰りいただく伝統的な民俗「あえのこと」を受け継ぐ農家が多くあります。自然とともに生きる能登の人々を知る貴重な文化財です。そのような人々の暮らしを支える水の循環を知る貴重な資源がブナの森なのかもしれません。長い歴史の中で成長と伐採を経験してきたブナの森を再生することは、能登の人々の暮らしを支えると同時に、文化を使えるための一歩にもなりうるのではないでしょうか。