
愛荘町への移住&子育て〜まちの伝統工芸文化や人のぬくもりに触れる日々〜
公開日:2025/02/12 04:01
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2025/02/25今から6年前に、ご家族で彦根市から愛荘町へと移住してこられた一岡なつ恵さん。現在はご主人と2人のお子さんとで一軒家に住まわれています。
住み慣れた場所から別の地へ移ることへの抵抗はなかったのか、子育て中のママさんとして町に馴染むためにはどうしたのか。実際に移住をしてみた町の感想と併せて伺いました。また、愛荘町の伝統工芸品が大好きだと語る一岡さんの今後の楽しみについても教えていただいています。ぜひ、最後までご覧ください。
ご主人とのUターン移住のおかげで地元との繋がりを強められた
京都で生まれ育ち、結婚を機に滋賀県の彦根市へと移住をした一岡さん。当時、第一子を授かり、マンションアパートで子育ても行っていたのだそう。
彼女が愛荘町へ来ることになったきっかけや、地域との関わり方について、一岡さんにお話を伺いました。
Q.愛荘町を知ったきっかけと移住へ踏み切った理由を教えてください A.主人が愛荘町出身ということもあり、町のことは知っていました。彼は自営業を営んでいて事務所が愛荘町にあったので、時々手伝いに行くことがあったんです。当時は彦根市内のマンションアパートに主人と幼い長男と3人で住んでいて、日常生活には車がなくても大丈夫なところでした。ただ一軒家ではなかったので、どうしても子育てを行っていると騒音など、近隣をかなり気にして過ごしていました。そのことを愛荘町に住んでいる義母に相談したところ「それなら今すぐ住む場所を用意してあげるからこっちにおいで」と言ってもらい、義母さんが仕事場にしていた古民家に引っ越しました。提案してくれた義母さんに感謝しています。
Q.移住するときに困ったことはありましたか? A.特に移住時に困ったことはありませんでした。主人のご両親がとても力になってくださったので、悩んだり途方に暮れたりすることはなかったです。子どもの予防接種や行政の手続き等に関しては、主人が積極的に調べてくれたのはもちろん、義母も教えてくれたので、安心して移住ができました。
Q.地域に溶け込むためにした工夫はありますか? A.主人がUターン移住なことと、顔の広い両親がいてくれることもあり、地元の方々から受け入れてもらえるスピードは早かった気がします。主人は字内(あざない)の消防団に所属し、活動にも積極的に参加していますし、私も住んでいる地域のイベントには積極的に行くようにしています。特にお寺の行事や子ども会など、周囲の人と適度な距離感を保ちつつ子どもと一緒に参加することを意識しました。


のどかな時間を過ごすこと、伝統工芸品に触れる体験がしてみたい
愛荘町に移住をしてきて6年ほどになる一岡さん。現在は2人のお子さんと一緒に、さまざまな場所へ出かけることが楽しみの1つなのだそう。
以下では、これから家族で楽しみたいことや一岡さん自身が挑戦してみたいこと、地元のお気に入りスポットなどを伺いました。
Q.住み心地はどうですか? A.ご近所と隣接していない一軒家なので、音の面でまわりを気にしなくて良い点がとても魅力です。子どもが騒いでも泣いても、神経質になることなく接することができるので気持ちに余裕も出ますし今の環境はありがたいですね。地域の方々もとても気さくであたたかいと感じました。また、愛荘町は田んぼが直ぐそこにあるのどかな場所で、車を走らせやすいのもうれしいポイントです。町外にはなりますが、車で30分圏内の範囲に病院や大型スーパーなどがあるのも助かっています。
Q.移住者を検討している方に向けた、“ここは移住前に下調べしておくと安心”というようなアドバイスはありますか? A.私の場合は、字内でのイベントなどは程よい距離感を意識してポジティブに参加していますが、それが苦手な方は移住前にその地域の中での神社仏閣とのかかわり方や消防団、婦人会の有無などを確認しておくと良いかと思います。例えば、役場に事前に問い合わせてみるとか、病院の場所や行きやすいスーパーの場所、ハザードマップの確認などをしておくのも良いかもしれません。
Q.最後に、町内で思い入れのある風景や景色、お気に入りの場所を教えてください。 A.義父と主人が畑を持っていることもあり、子どもを連れてよく田畑の周辺を散歩しています。次男のマイブームが虫取りなので、網と虫カゴを手にお出かけをしていますね。もちろん、町内にある公園や図書館もよく利用しています。また、個人的には愛荘町の伝統工芸品(びんてまりや近江上布)が大好きなので、子どもたちが大きくなったら体験教室に参加してみたいです。伝統を守るために地域が一丸となっている姿勢はとても素敵なことだと思います。もし愛荘町を訪れた際は「びんてまりの館」や「近江上布伝統産業会館」にぜひ行ってみてください。私の大好きな場所です。
義実家やご近所さんや、スーパーなど、家族との生活に“ちょうどいい距離感”が住み心地につながっていることを教えてくださった一岡さん。 町の子育てや福祉、観光資源についてもっと知りたいと思った人は、ぜひ「興味ある」ボタンを押してくださいね。質問も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。次回の投稿までは、これまでに紹介した愛荘町の他の記事をご覧になってお待ちください!
【SMOUTにある関連記事】 ▶近江上布伝統産業会館 https://smout.jp/plans/17348
▶愛知川図書館びんてまりの館 https://smout.jp/plans/11626
▶愛荘町の図書館 https://smout.jp/plans/18018


このプロジェクトの地域

愛荘町
人口 2.14万人

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で19年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。