
【姫路市】島で働く協力隊の仲間に突撃インタビュー前編【Jターン協力隊が島の魅力をご紹介!】
公開日:2025/02/14 07:02
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/03/17「興味ある」が押されました!
2025/03/07~ここは家島 瀬戸の島 ここが始まりの島~ 姫路市家島地域おこし協力隊としてR5年4月に着任した隊員が見つけた島の魅力を定期的に発信します。記念すべき第15回となる今回は特別編として姫路市家島諸島で働く協力隊の仲間を紹介したいと思います。元々、この地域に所縁を持つ自分だからこそ、島の魅力を発信してさまざまな人に来てもらうことで島々に恩返しができればと思います。
なお、島自体の紹介は過去の記事(SMOUT記事:https://smout.jp/plans/8493 )やページ下部をご覧ください♪
■この記事と書いた人について
姫路市家島地域おこし協力隊の小林昂祐(こばやしこうすけ)です(島の人たちは同じ苗字が多いので名前で呼ぶのがスタンダードだったりします。なので、私もそれに倣って昂祐(こうすけ)で活動しています)。私は母親の実家が同じ家島諸島の坊勢島で所縁があり、一般的な地域おこし協力隊とは異なり、最初から顔見知りも多いです。しかしながら、あるいは、恥ずかしながら、私自身は一度もこの島で住んだことはありませんでした。そんな私ですが、この島に「ただいま」と言えるくらいに原点の場所でもあります。 この記事はそんな私が感じたり、体験したり、再認識した家島の魅力を紹介する場所です!
私の素晴らしい仲間、紹介します!
皆様、こんにちは。姫路市家島諸島地域おこし協力隊の昂祐です。いつもは島の魅力をJターンした私の視点から紹介している、当ブログですが、今回は第15回目ということで<特別編>として、私と同じ姫路市家島諸島の地域おこし協力隊として活躍する仲間のお二人に突撃インタビューをしてきました!地域によって千差万別の地域おこし協力隊ですが、姫路市家島諸島の地域おこし協力隊の雰囲気を感じていただけると幸いです!
(追記:話が盛り上がりすぎて1回の記事に収まらなかったので、続きは別記事でアップしています) (昂祐:以下、昂) お二人共、今日は時間をとってくれてありがとうございます。まずは自己紹介お願いします。経歴なんかも話せる範囲で教えて下さい。
(阪井さん:以下、阪) はい。坊勢島で活動しています、協力隊の阪井です。私は兵庫県神戸市に夫が住んでいて、平日は兵庫県姫路市の家島諸島坊勢島に居住して地域おこし協力隊としての活動を行い、週末は夫の住む神戸で過ごす二拠点生活をしています。 大阪府豊中市で生まれ、2歳から兵庫県西宮市へ移り住み、学校も就職も阪神間で過ごして結婚をきっかけに神戸市の塩屋に引っ越しました。職歴はアパレル関係、編集、広告営業、接客業等、地域おこし協力隊になる前はパーソナルカラーアナリストをしていました。 (岡庭さん:以下、岡) はい。二人の後輩の岡庭です!私は茨城県出身で、大学進学を機に上京しました。東京圏で計7年間一人暮らしをしまして、大学では心理学を専攻しました。新卒で旅行会社に就職し、国内ツアーの企画・営業を担当しました。出張や旅行で全国各地に赴き、地元の方との交流に惹かれ、次第に地域活性化の仕事に携わりたい想いが強まっていたところ、2024年1月に参加したお試し協力隊で家島に一目ぼれし、今年4月、姫路市家島諸島の地域おこし協力隊に着任しました!家島本島に住んでいます。いまは前職の経験を活かしながら『観光PR』を軸に活動中です。
阪) こうすけくんの経歴もきいてみたいです! 岡) 良いですね!せっかくなので! 昂) 自分もですか?確かに、二人だけに話させるのもアンフェアですしね。承知しました。自分は高校まで姫路に住んでいて、夏休みや冬休みに家島諸島に帰って来ていた感じですね。このブログの最初の頃に書いたかどうかは忘れましたが、大学は長崎に行って水産学・・・特に海の環境を整える微生物の研究を修士までやってました。卒業したあとは東京の環境コンサルタント会社で5年間働きました。なので着任時は帰ってきたという感覚でした。と言いつつも、実際に住んだことはないんですけど(笑)。


姫路市を選んだ動機を聞いてみました!
昂) 自分はそんな感じでしたが、お二人は元々住んでいた場所から地方への移住を決断するまでに、どのような準備や不安がありましたか? 阪) コロナ禍をきっかけに地方への移住を考えるようになり、移住の候補地を実際に訪れて見て回っていました。家島諸島に関してはいわゆる観光だけではなく、空き家を案内していただいたり、宿泊したときに島の方のお話が聞けたり、交流できる機会がありました。皆さんに親切にしていただいていたので、逆に、私のような都会暮らしですれっからしの心持ちの人間がやってきて大丈夫かな?という不安はありました。 岡) 自分のやりたいこと、理想の暮らしを明確にしてリストアップしていました。慣れ親しんだ関東圏から飛び出し新天地でやっていけるか不安もありましたが、島暮らしへのワクワク感の方が大きかったです!
昂) なるほど・・・。では、他の地域ではなく家島諸島を選んだ理由は何ですか? 阪) 正直にいうと、移住を考えたタイミングで地域おこし協力隊の募集があった…というのは大きいです。仕事をしながら、本当に住めるかどうかチャレンジできるというのは、移住を考える上でよい制度だと感じますし、移住先の方たちにとっても、その人がどういう人か、本格的に移住する前に見極められるという点で、お互いにとってよい期間だと思います。もちろん、事前に訪れていた時の、島民の方の印象も大きかったです。 岡) 2泊3日のお試し協力隊に参加した際、その場で活性化のアイデアが湧き出るくらい愛着を持てたからですね。この地域で挑戦してみたい!仕事も暮らしも私の理想が詰まってる!と一目ぼれでした。
昂) お二人共、短い間に家島諸島にハマったということですね!住んでみる前のイメージと、配属後の実感の違いはありましたか? 阪) 事前に坊勢島で訪問したときに「漁師は若い人も多く、人口減少の度合いも離島の中ではそれほど大きくはない」という話を聞いていて、コロナ禍で食料を輸入に頼りすぎている(日本の)現状が問題だと思っていたので、「第一次産業=漁業が盛んな坊勢島で、必要な地域おこしって何だろう?」という気持ちでした。着任してからいろんな方にお話をお聞きすると「このままではいけない」という危機感をお持ちの方も多くいらっしゃいました。先入観にとらわれず、お話を聞く必要があると思いました。 岡) 思いのほか地域の組織数が多く相関も複雑で、多方面の意向を汲み取りながら活動していくフリーミッション型の難しさと奥深さを実感しましたね。1年目は「地域を知る!」と割り切ってコツコツ関係構築に励みました。 昂) そうですね。姫路市は「フリーミッション型」で「会計年度任用職員」という立場での採用ですもんね。何をするにしても「公務員の一員」としての立場も踏まえつつ、移住してきた個人としてもお話を聞いたり、関係を構築するのは大事ですよね。小林は恵まれているなぁと感じます。


現在までの活動についても聞いてみました
昂) 配属後、地域の方々とのコミュニケーションに心掛けていたことはありますか? 阪) 先ほどの質問の答えと重なりますが、先入観を持たず、真っ白な状態でお話をお聞きすることを心がけています。島のことを教えていただく立場なので、お話をお伺いする機会をいただいていることに感謝の気持ちで接しています。 岡) とにかく誰にでもニコニコ元気に挨拶!そんなこと?と思われるかもしれませんが、これが効果絶大で。移住当初、島民同士の会話で「最近よく見かけるいつも挨拶してくれるあの子はいったい誰?」と話題に挙がっていたようです。すぐに地域に馴染めたのも、挨拶により、早い段階からヨソ者という警戒心を和らげることができたからかなと、今になって感じます。
昂) 二人の人柄がよく出てる回答ですね。そんな二人は現在のプロジェクトで具体的にどのような役割を担っていますか? 阪) 現在のところ、コーディネーター的な役割を担うことが多いです。例えば、地域猫活動について坊勢区会から相談されたときは、家島で参加した地域猫活動の様子をお伝えし、その際に本土から来られていた動物病院を紹介し、ボランティアを申し出てくださった島内の方と協力しながら進めました。島の方から要望や意向をお聞きしたときに、どうすれば実現できるか、申し出てくださった方や協力者の方と相談しながら進めていくことが多いです。 岡) 「自称:島を活気付けるエンターテイナー」でしょうか(笑)何もないことをマイナスに捉えがちな島民の気持ちを少しでも明るくしたいので、私が家島に惚れ込んでいることを積極的に伝えて地道に活気づけることを意識しています。また島外に家島の魅力を広めてヨソと島内を繋ぐ架け橋のような存在になれるよう、2つのミッション①観光PR ②観光客と島民との交流の場づくりを掲げています。
昂) 確かに関係者の多いプロジェクトを担っているイメージがあります。その中で、これまでに一番大変だったプロジェクトのエピソードと乗り越えられた工夫はありますか? 阪) 池袋サンシャインシティで行われる離島をアピールするアイランダーに、昨年度は現役の地域おこし協力隊とOBOGさんたちと参加していたのですが、全員の足並みが揃わず非常に苦労しました。それを踏まえて今年度の企画をどうするのか?参加の是非も含めて話し合いましたが、モティベーションが低く、本当に大変でした。現役の地域おこし協力隊それぞれがやりたいことを実現する形で何とか出展までこぎつけることができました。 昂) 大変にご負担おかけしました。確かにキツかった。しかし今年度は反省を活かして自分は家島諸島の島民が参加できるオンライン企画ができました。 岡) 私は会場ブース展示を任せていただき、視覚的に家島の雰囲気や魅力を多くの方に感じてもらえたので良かったです!
文字数の関係で今回はここまで!特別編のインタビュー企画は次回も続きます!


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

姫路市
人口 51.98万人
姫路市地域おこし協力隊が紹介する姫路市ってこんなところ!
姫路市家島諸島とは・・・ 兵庫県姫路市の沖合い18kmの瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々から成る家島諸島。家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島が有人島です。 家島諸島の魅力の一つは、島の近海で獲れる新鮮な魚介類です。複雑な海岸線に囲まれた島周辺は、魚の格好の棲み家で、タイやタコ、アジなど年中多くの魚介が揚がります。特に、ぼうぜ鯖、ぼうぜがに(ガザミ)、華(はな)姫(ひめ)鰆(さわら)、白鷺(しらさぎ)鱧(はも)はブランド魚として売出し中で、島内の旅館や飲食店には新鮮な魚料理を求めて多くの来訪者があります。 また、家島本島の港の両側に山が迫る裾野に石材運搬船、ドックや建物が並び、島の人たちが生き生きと行き交う瀬戸内の港町や、隣接する坊勢島の湾奥の漁港を取り囲む漁村の風景は他の島では見かけることが少ない貴重な風景です。 まるで昭和にタイムスリップしたような原風景を大阪からは2時間、姫路市本土からは30分の至近距離で味わえます。 ぜひ一度、足を運んでみてください!
このプロジェクトの作成者
姫路市政策局ひめじ創生戦略室です。 主に兵庫県姫路市の離島、“家島諸島”で活躍する地域おこし協力隊に関する情報等を掲載します。 家島諸島とは・・・ 兵庫県姫路市の沖合い18kmの瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々から成る家島諸島。家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島が有人島です。 家島諸島の魅力の一つは、島の近海で獲れる新鮮な魚介類です。複雑な海岸線に囲まれた島周辺は、魚の格好の棲み家で、タイやタコ、アジなど年中多くの魚介が揚がります。特に、ぼうぜ鯖、ぼうぜがに(ガザミ)、華(はな)姫(ひめ)鰆(さわら)、白鷺(しらさぎ)鱧(はも)はブランド魚として売出し中で、島内の旅館や飲食店には新鮮な魚料理を求めて多くの来訪者があります。 また、家島本島の港の両側に山が迫る裾野に石材運搬船、ドックや建物が並び、島の人たちが生き生きと行き交う瀬戸内の港町や、隣接する坊勢島の湾奥の漁港を取り囲む漁村の風景は他の島では見かけることが少ない貴重な風景です。 まるで昭和にタイムスリップしたような原風景を大阪からは2時間、姫路市本土からは30分の至近距離で味わえます。 ぜひ一度、足を運んでみてください!