「地域にあったらイイなぁ〜」というものを創りに来ました!〜協力隊OB龍竜馬さんの挑戦!〜

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公開日:2025/02/13 06:16

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2025/03/25

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2025/03/14

皆さんこんにちは! 萩市ローカルエディターの上田です。

2024年9月に萩市地域おこし協力隊を退任した龍 竜馬さんが、この春、着任地の田万川地域にて「“泊まれるカフェ”龍さん家」をオープンすることになりました。

ワタクシ上田はふと思いました…。 “そういえば、龍さんのインタビューってしたことないな…” と。

彼は着任より精力的に活動し、自ら積極的に情報発信をしていることもあり、ついつい「後でも大丈夫か…」と先送りにしておりました。

“できれば退任する前にしたかった” との後悔の念を払拭すべく、行ってまいりまりました田万川江崎! とっても多彩で精力的な龍 竜馬さん。彼は一体どんな方なのか? そして協力隊退任後の人生はどのようなものなのか? 楽しくおしゃべりしてきましたので、ぜひお読みくださればと思います。また、インタビューの模様は動画になってますので、そちらもぜひご覧いただけたらと思います。

奥様の故郷だった萩。いつの日か気になるマチになっていた

>>>以下、インタビュー<<< 上田)さぁさぁ、それでは…。今日はお忙しい中ありがとうございます。 本日は、地域おこし協力隊OBの龍 竜馬さんをお迎えして、今後の活動についてお話しを伺いたいと思って来たわけすが、ちょっとその前に、(龍さんが)私のインタビュー初登場ということで、もう色々聞かれちゃったかもしれませんが、龍さんが萩に移住を決めた理由や協力隊時代のことなどをお話しいただいて、その後今後の活動について教えてほしいのですがよろしいですか? 龍)はい。よろしくお願いします。

上田)じゃぁまずは、萩に移住することになったキッカケみたいなものを教えてください。元々は都市部で暮らしていたんですよね? 龍)そうです。就職で福岡〜愛知と都市部に住んでましたね。

上田)で、ご出身が奄美大島。 龍)そうです。 上田)奄美いい所ですよね。 龍)いい所ですよ! めっちゃあったかいです(笑)

上田)で、そんな暖かい奄美だったり便利な都会だったりに居た龍さんが、なぜ萩に? 萩はまぁ…田舎っちゃ〜田舎だし、寒いですよね。特に冬はね(笑) 龍)皆さんが想像する以上に寒いですね(笑) 萩に移住しようと決めた理由としてはですね、まず妻の実家が萩市だったということで、次に愛知に住み始めてから4〜5年経った頃から、萩に住んでみたいなぁという思いが芽生え始めたこということですね。結構前から萩については調べてたんですよ。 そしてなんといっても、萩市が地域おこし協力隊を募集していることを知ったことですね。 あの当時僕は、協力隊という制度を知らなかったので、ただ単純に「面白そうな仕事があるな」と思いました。でも問い合わせ先を見たら萩市役所になっていて驚きました(笑) なんで仕事のことで市役所に電話しなくちゃいけないの? と思いつつも問い合わせてみました。 そこで萩市役所の担当の方から、協力隊という制度のことなどを詳しく聞いて、改めて面白そうだなぁ、と感じたので、妻にも相談したら「いいんじゃないの」と言うことで、応募して今に至っているという感じです。

上田)やはり奥さんの実家だったというのは大きかった? 奥さんご実家「田万川※」なの?(※田万川は萩市の最北部の地域。隣は島根県) 龍)じゃないんです(笑)だから最初、TAMAGAWAって場所も知らなくて(笑)結構市街地から離れてるな〜って、むしろ島根県益田市のほうが近いなって思いました。 で、妻に実家から離れるけどいいの?と聞いたら「別にいいよ」と言われたので、まいっかという感じで(笑)

地域おこし協力隊という「仕事」に興味がありました。
地域おこし協力隊という「仕事」に興味がありました。
奥様のご実家が萩市だったということも移住の理由。
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奄美の竜馬は地域を創造しにやってきた!

上田)地域おこし協力隊。僕も全然知らなくて来た口なんだけどさ(笑)いざ入ってみて、龍さんはどうでした? 初っ端から活躍してましたよね? 龍)その自覚はあまりないんですけど(笑)好き勝手やってから。正解がない中で、これでいいのかな? と思いながらいつも活動してました。

上田)皆んな模索しながら時を過ごしてしまうことが多いですよ。 龍)あぁ、やっぱそうなんですね〜

上田)どうなんですか? 僕もそうだったけど、3年後ね、協力隊の任期が終わるから、着任した場所で何某かの仕事をして暮らしていくってことで、色々仕事(収入)のこととか考えますよね? 龍さんはどうでした? 結構早いうちから「カフェ+簡易宿泊所」みたいなものをやっていこうと思っていたんですか? 龍)いやぜんぜんです。1年半くらい前からですね、考え始めたのは。

上田)じゃぁそれまでは違うことを卒隊後にやろうと考えてたの? 龍)いや、何も考えてなかった(笑)というか、元々「何をしたいか」ということではなくて、まず「萩に来たい」という気持ちが強かったんですよ。

上田)3年後(卒隊後)への不安はなかったの? 龍)もちろんあったんですけども、何がしたいということうよりも、地域に“こういうものがあったいいなぁ〜”というのを自分で創りに来た!っていう思いがあったんです。

上田)地元来て、地域の人と触れ合う中で、空気感とか色々知って、その上で地域に必要なものを創ろうと? 龍)はい、そうですね。

上田)協力隊らしいっちゃぁ〜そうだけど、仮に3年経っても何も掴めないかもしれないっていうプレッシャーもあったと思います。 龍)そうですね。 上田)だけど、一年半前に「目標」に出会って…。じゃあ次は、これから創業するお宿についてお話しを聞かせてください。

田万川温泉周辺の活性化が龍さんのミッションでした。
田万川温泉周辺の活性化が龍さんのミッションでした。
地元の人を巻き込んだイベントで大活躍!
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地域を知り、出会いがあったから、未来に繋がる「目標」を掴めた

龍)今住んでいる家の隣が、これから誕生する「泊まれるカフェ・龍さん家」になる家屋なんですけど、これたまたま家のオーナーさんが同じで、色々お付き合いの中で購入が決まりました。 空き家ではあったんですけど、とても程度の良い状態の家でした。簡易宿泊所&カフェをはじめるために改装はしているんですけど、家が持っている歴史を大切に残しつつ、皆さんが快適に過ごせるスペースを作れるようになればいいなぁと思っています。

上田)で、「龍さん家」は“泊まれるカフェ”って言ってるでしょ? その“泊まれるカフェ”とはズバリどんなんですか? 龍)はい。そのまんまカフェに泊まれるっていう直球のイメージなんですが(笑)、そもそもの構想では、カフェという部分はなくて「宿×コミュニティースペース」といったカタチでした。旅行者も地元の方も気軽に集える場所で、さまざまな価値観を持った人々が交わる拠点になればいいなと思っていました。それでビジネスプランコンテストにも出させていただきましたし、その初期設定のまま行こうと思ってました。 でも初めてのことなので、色々宿泊業について調べていたところ、自分が始めようとしている「簡易宿泊業」だけでは年間の収益が全然足りなくなる可能性が高いことに気づきました。そこで、宿が空いている時などを活用する何かが必要だと考え、カフェを併設することに決めたんです。

上田)なるほどねぇ、そっか〜。それにしても一年半でここまで…。大変だったでしょ? 龍)はい。思った以上に大変ですね(笑)でも周りに助けてくれる人がいらっしゃるのでできました。

上田)それじゃね、今日は色々お話し聞かせていただいたので、ちょっとここからは「泊まれるカフェ・龍さん家」のPRタイム! 龍)ありがとうございます。「龍さん家」は、3月下旬から4月までにオープンする予定です。まずはカフェ部分から先行してスタートします。カフェの目玉は、僕の出身地である奄美大島の郷土料理である鶏飯です。こちらではなかなか味わえないものですのでお楽しみに。 さらに、僕の前職の医薬品の製造メーカーでの経験を活かして『心と体』に優しいメニューをご提供できたらと思っています。

目の前にある江崎港は、通年穏やかな湾です。そんな江崎港に倣って、穏やかで優しい場所を提供していきたいので、ご期待ください。 最後に、この場所をより良い場所にしたいとの願いから、クラファンをはじめて、皆さんにご協力をお願いしています。記事のトップにある動画や僕のInstagramを見ていただいて、応援していただけたら嬉しいです。

上田)ありがとうごさいました。今日は忙しくて寒い中、本当に貴重なお話しを聞けました。

以上、萩市ローカルエディター上田がお届けしました。 龍さんの思いやこれから開業となる「龍さん家」、さらに萩市地域おこし協力隊に関心した! 興味がある!と感じてくれた方はぜひ画面下部にある『興味ある』ボタンをポチッとしてください。上田のみならず、萩で頑張る先輩移住者が喜びますので♪ それにしても、楽しみですね。春が待ち遠しい☆

それではまた、次のプロジェクトで会いましょう。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Instagramにてオリジナルギターアレンジ動画を月一で公開。
Instagramにてオリジナルギターアレンジ動画を月一で公開。
龍さんの答えは「泊まれるカフェ」を地域に創ることでした
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このプロジェクトの地域

山口県

萩市

人口 4.11万人

萩市

上田晃司が紹介する萩市ってこんなところ!

山口県の北部に位置する萩市は、江戸時代には毛利氏が治める長州藩の本拠地でした。 さらに江戸末期から明治期において多くの偉人を輩出したことで知られ、その歴史ある町並みの中には、国が定める重要伝統的建造物群保存地区もあり、現在でも古地図を見ながら町歩きができるほどです。 また食においては、自然豊かな地元産の海の幸・山の幸が四季を通して訪れる人々の舌を楽しませてくれます。 龍さんが住んでいる田万川地域は、海側の江崎、山側の小川と分かれていて、龍さん家があるのは海側の江崎です。ちなみに山側の小川には、東洋美人で有名な酒造があります。萩の中心地からは4、50分といったところですが、逆に島根県にある萩・石見空港からのアクセスはよく、東京・大阪からお越しの方は宇部空港ではなく、こちらの空港を利用されると便利です。 ※写真は田床山から見た萩地域

このプロジェクトの作成者

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東京からのIターン移住者。プロカメラマン、エディター、デザイナーなどのスキルを活かし、萩市ローカルエディターになりました。現在は明倫学舎4号館にオープンした「はぎポルト-暮らしの案内所-」で活動中です。