
農村地域でふんばる若手トマト農家の、ビニールハウス張りを手伝ってくれるお助けマン求む! 農業初心者でも、手を貸してくれたらうれしいです!
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2021/04/04ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これは、我がムラが誇る「山口あぶトマト」を栽培する若手農家が、地域課題解決のために立ち上がったプロジェクトです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食が豊かな山口県の中でも一大農業エリアとして知られる、萩市むつみ地域。 萩の中心部から40分ほど山並みドライブすると、標高は300mになり、広大な緑の絶景が爽快です。冬は真っ白な雪に覆われたこの地でも、ようやくツクシやてんとう虫が顔をのぞかせ、春の光が包み始めました。田畑では今、農家さんたちがあれこれ事始めにイソイソしています。
さて、そんな中、トマト農家4年目の春を迎えた期待の青年・高橋さんも、土作りやハウスの準備を開始。実はウチからよく見えるので、その様子をぜひ知りたいと思いおじゃましてみると...ナ、ナ、なんて大変なんだ〜!! ハウスのビニール張りは、すべて手作業! ハウス1棟のサイズは、長さ 45m・高さ 3m弱・幅 6.2 or 7.2m というデカさなのに、これをほぼ一人のチカラで張るというのです...!しかも、6棟もある!
この作業、若手がなんとかこなせるほどなので、おじいちゃん・おばあちゃんには超高リスク。しかし、県内随一のこの主要産業を支えているのは、地域に多い高齢者なのです。
そこで、今回の企画が高橋さんの声で立ち上げられました。 題して、\ 3月のビニール張り、その手を貸してほしい〜!/プロジェクトです。
ビニール張りは、春の一大イベント。そして、地域課題でもある。
むつみ地域のトマト栽培は、県内随一の農産物。 発祥は、高橋さんのハウスもある高俣(たかまた)地区。昭和50年代、コメ農家の奥さま方が、春しか使わない育苗用ハウスを活かし、オシャレをするおこづかい稼ぎとして栽培を始めたという、かわいいエピソードも^^ 今では、隣の阿東(あとう)地域で栽培されたものも含む「山口あぶトマト」というブランドで県内や福岡県に出荷され、「もっと出荷してほしい」と言われるくらい人気なんだとか。
「むつみの農業は、自然に寄り添う農業」と高橋さん。「冬は雪が積もる寒さで、不要な生物や病気を抑え、春になれば雪解け水が土を潤し豊かにする。だから、通年のイメージがあるハウスだけど、むつみでは冬前にビニールを畳むんです」。
そして、名物の “菜の花まつり” で賑わう3〜4月、風物詩としてビニール張りがあちこちで見られます。 「若手は、なんとか一人で頑張ります。『大変だ〜!』となったら妻(陽子さん)の仕事の合間に手伝ってもらったり、ムラ(地域)の仲間にヘルプをお願いします」。天井用のビニールは40〜50kgの重さだったり、脚立にのぼってビニールを張る高さは3m弱だったり、ひとつ一つ体と気を使います。「ハウスは、まさに家みたいなもの。ビニールが少しズレると命取りになりかねない。栽培はハウスの中でするので、自分にとって子どものようなトマトを安心して育てられないし、台風など強風を受けた時、ビニールがたるんでいると破れたり飛んでいく危険も」。
ビニール張りは、トマト栽培にとって1年で最初の難関。とても重要です。 これが遅れると、植え付けが遅れる → 収穫が遅れる → 収穫量が落ち込む → 農家の経営が難しくなるという悪循環を生み、地域産業の維持にも響きます。
だからこそ、高齢者のハウスは仲間同士で助け合うのがムラ(地域)流。 そして、「手伝ってくれる人がいたら、ホントに助かります!!」と高橋さん。


こういう農業の関わり方もあると思うし、気軽に手伝ってもらえたら。
「ビニール張りは、一人でもなんとかできるけど、何人かおると効率も良く、安全。だから、春先に助けてくれる仲間や友達が増えると嬉しいです。こういう農業の関わり方もあると思うし、小一時間くらい気軽に手伝ってもらえたら、それだけで十分! 農業に少しでも興味がある人、旅人感覚でフラッとお越しください」。
実は高橋さんも、東京からの移住者です。 子どもの頃は海外生活も経験し、社会に出てからはICT業界でシステムエンジニアとして活躍。5年前に萩市地域おこし協力隊として「農業×IoT」を掲げてむつみ地域へ。協力隊2年目に、早くもプロの農家に転向してトマト農家に集中。3年前には同期隊員だった陽子さんと結婚し、地域資源を生かして菜の花ウェディングを挙げるなど、まぁ〜なんと、たくさんのストーリーをお持ちです。 こんな話を聞くのも、楽しいと思いますよー^^
「ゆくゆくは、農業仲間を増やしたい。豊作を祝う神楽の継承にも取り組んでいるんですが、一緒に神楽を舞ってムラを維持していきたいですね」。


3月の金・土・日曜、便利な場所じゃないですが、お好きな時にどうぞ。
ビニール張りは、3月に入ってスタートします! なので、「3月の金・土・日曜で、日中のお好きな時間でOKです」とのこと。
◎ 高橋さんが用意するもの ◎ 手袋、貸出用の長靴、保険
● 持参してほしいもの ● 帽子、多少汚れても良い服、できれば自分サイズの長靴
それと、むつみ地域は自然豊かなカントリーサイドなので、移動手段は路線バスかレンタカーになります。「バスで行く不便なところですが、発着が多いバス停(吉部・きべ)までは迎えに行くことも可能です。村のために、よろしく頼みます! お礼にトマトを一箱分プレゼントするので、収穫の喜びを一緒に味わいましょう!!」と、最後はアツいメッセージで締めくくってくれました。
より詳しい場所や高橋さんへの連絡先、移動手段は、SMOUTメッセージからご案内します。 私・コーツもむつみ住民なので、そこのところはお任せください!
菜の花咲くむつみ地域でお会いできるのを、楽しみにしてます!


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

萩市
人口 4.11万人

河津梨香が紹介する萩市ってこんなところ!
山口県の北部に位置する萩市は、面積が698平方キロメートルと、かなり広大。 市内は7つの地域で構成され、標高300m級の山間にあるのが、今回の舞台・むつみ地域です。トマトや大根の栽培は県内一! 夏に22万本の大輪が咲くひまわりロードは、県内外から何度もリピートするほど圧巻の絶景。春はそこに、菜の花が可愛く咲きます。
高橋さんが好きなむつみの魅力は、「なだらかな山々と、空が開けて見える雄大さ」。それに加えて「合併前の村だった時代から光ファイバーを通していた先見性」と、SEならではの着眼点^^
私も、移住の一歩となったのは、景色の美しさに魅了されたことでした。季節がハッキリとしているので、霜が一面真っ白に降りた田園や、田植え前の水を張った田に空が映る様子、暮らしの中に牛や虫や野草がのびのび存在することが、日々、感動の刺激を与えてくれます。 人口1300人余(2021年1月現在)のむつみ地域は、人と人のつながりもあたたかく、旧村名の由来である「仲睦まじい」ところもステキです!
このプロジェクトの関連地域

山口県
人口 129.28万人
このプロジェクトの作成者
萩市を代表する農村エリア・むつみ地域へ、2019年の夏に移りました。住んでいるのはわずか3戸の集落ですが、萩の中心部から農業をするために通う人もいて、地域間での関わりも生まれています。 広島の大学を卒業後、タウン誌編集部やフリーのライター/エディター、萩市地域おこし協力隊を経て、現在は 農泊団体の運営 / 体験プログラムの企画運営 / 編集事業 を小さな会社で行っています。 https://www.hagi-tourism.com/