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- 北海道で厚真町・森の学校を立ち上げ原木流通を推進 豊富な森林資源を活かす質の流通を目指す
西粟倉・森の学校は北海道・厚真町に支店をつくり、広葉樹やマツ類を中心とした原木流通に取り組みます。
国内随一の広葉樹資源量を誇る北海道で森林資源の価値向上を目指します。
「西粟倉・森の学校が北海道でどんな事業をやるの?」
「厚真町ってどんな町なの?」
岡山・西粟倉村を拠点に12年間モノづくりに取り組んできましたが、2つ目の拠点を北海道・厚真町に立ち上げ、事業を展開します。
国産広葉樹の需要は高いが価格も品質も安定しない
国産広葉樹のフローリングを施工したい、家具に使えるミズナラが欲しい、といった相談をもらうことは多くあります。西粟倉・森の学校としても広葉樹の製材や流通は取り組みたい領域ですが、広葉樹が難しいのは品質や数量が安定しない点です。
厚真町・森の学校(仮)は厚真町内に土場を確保し、厚真町を中心に道南エリアで搬出される原木(マツ類や広葉樹)を流通・販売する事業を立ち上げる予定です。チップ工場や合板工場への販売を中心に、量ある流通だけではなく質ある流通も目指します。
国産広葉樹の家具や内装材は強い需要がありますが、品質や数量が安定しないことが課題です。自社で広葉樹を仕分け販売することで北海道産広葉樹を生かした住宅用内装材や家具を開発し、質の高い製品づくりの展開も視野に入れています。
厚真町では年間20,000立米の素材生産量があります。広葉樹については木炭や原木シイタケのホダ木としての利用されますが、物量は多くありません。多くはパルプ用チップになるか旭川市(北海道唯一の原木市場がある)に持って行くかのほぼ2択しかありません。厚真町やその近隣で伐り出される丸太を厚真町内に集めて、丁寧に選木し流通させることでより大きな価値を生み出せるはずだと考えています。ダンボール箱みかんの叩き売りではなく、丁寧に仕分けることで贈答用、菓子加工品と新たな価値を生み出していきたいとも考えています。
北海道は広葉樹の天然林が豊富で資源量も多い
北海道の木材流通は可能性を秘めている
厚真町は森林を多く抱えていながらも林業会社が少なく、森林整備の担い手が少ないのが現状です。また北海道の林業の多くは針葉樹も広葉樹も多くがパルプ市場に流れチップとして流通しています。針葉樹の一般材では薄利多売的な製品に加工されることが多いとも聞いています。これでは多様な魅力が活かし切れないのも事実です。だからこそ、そこにイノベーションの可能性があると考えています。
パルプ用材としてチップに砕かれしまう丸太の中にも製品化できる品質のものは数多くあります。そして、厚真町の広葉樹林は多様な樹種構成が魅力です。樹種はもちろん、太さや曲がりも組み合わせると無限に分類することができます。それを面倒だからと全てチップにしてしまうのはもったいない。
1本1本の丸太を見極め適切な価値を見出してお客さまに届ける。北海道のメインストリームである量の流通にはない質の流通が必要だと考えています。結果的にそれが地域資源の可能性を諦めない、人の手と地域資源の組み合わせで価値を最適化する、という私たちのテーマにも繋がると信じています。
従来よりも高い価格で買い取れる木材が増えればこれまでよりも林業を収入源として考えてくれる方が増えるかもしれません。それによって率先して森林整備をする人も増えることだって考えられます。これまでとは違う質のアプローチで丁寧に木の魅力を引き出して製品化する。厚真町らしい林業の6次化のあり方を模索していきます。
厚真町周辺では様々なプレイヤーが事業を展開しています。木材の多面的利用や新規雇用に積極的に取り組んできた素材生産業の丹羽林業をはじめ、馬を活用した林業を実践する西埜馬搬、製材工場設立を目指す木の種社、数えればキリがありません。厚真町をはじめ北海道をより面白い地域にしたいと事業に取り組む多様性のある仲間たちの存在が非常に心強いです。
西粟倉・森の学校に向いている人、向いていない人
西粟倉・森の学校で仕事をするのに向いている人、向いていない人がいます。
■ 向いている人
・自分で決め、考え、仕事を進めるのが面白い
・相談上手な甘えん坊さん
・仕事と生活、ON・OFFを問わず、自分をさらけ出せる
■ 向いていない人
・仕事は指示されたことをキッチリこなすのが好き
・失敗したくない完璧主義者
・人に深く踏み込まれたくない性格
心苦しいのですが、充実した研修体制や福利厚生があるわけではありません。給料も十分ではありません。朝令暮改も多々あります。でも、私たちは失敗しないことよりも手を挙げ自ら挑戦すること自体が尊いと信じています。今までもスタッフのアイデアからたくさんの新商品や事業が生まれました。
今回の事業ではゼロから事業を立ち上げる仲間を求めています。土場を整備し、機械を揃え、丸太を集め、お客さんを開拓していく…といった立ち上げ段階のスタッフ募集です。正直に申し上げて簡単な仕事ではありません。すでにある仕事をこなすのではなく、ゼロから仕事を生み出す力を求めています。求められる成果も大きいです。だからこそ、私たちは面白いと思っているし、やり甲斐を感じてもらえたら嬉しいです。
事業ありきで人を採用しても人ありきで事業は成長します。厚真町・森の学校(仮)の事業を自分事として捉え主体的に事業を進める仲間に出会えることを楽しみにしています。
厚真町・森の学校の支店長を務める西岡流通部長
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厚真町は北海道南部にある町です。いわゆる道南エリアに位置します。北は夕張山地、南は太平洋に面しており、厚真川の流域=厚真町の町域で広大な山林を有しています。ハスカップという北海道名産の果実の作付け面積が日本一の農業が盛んな町です。
旅客数2,000万人越えの空港・新千歳空港から車で約30分と交通の便が非常に良く、札幌へは車で1時間半、千歳や苫小牧などへは30分ほどの距離。自然が豊かで生活利便性にも優れたちょうど良い田舎と言えます。
厚真町は面積の約7割が森林です。うち33%が人工林、67%が天然林と天然林率が高いことが特徴です。内地でイメージすることの多い急峻な山々ではなく、北海道らしい林や丘のような森が見渡す限り広がっています。
2018年に北海道胆振東部地震が発生し、震災による崩壊地の森林再生のあり方も問われています。豊富な天然林を生かしながらも森林活用・環境保全・経済性のバランスをどう取っていくかが今後の課題です。森林資源=木材と狭義の捉え方をするのではなく、多様な森づくりが人の生活をどう豊かにしていくのかも重要な視点だと考えています。
有限会社森下建測は岡山県西粟倉村を拠点に活動する土建屋です。2005年に当時27歳だった森下幸太が創業し、17年が経ちました。現在は8名のスタッフとともに、地域密着で測量や施工に取り組んでいます。今回新たな事業の立ち上げとして農業マネージャーを募集しています。
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