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伝統産業産地の新たな挑戦!「井波の鍛冶職人」を募集!

井波は日本遺産に認定された木彫刻の職人が多く住むまちです。井波には人の力で挑戦を積み重ねてきた歴史があり、その文化が根付いています。私たちは積み重ねられた歴史の上に、まちの新たな価値、文化をつくりだす源泉を生み出すことを目指しています。

BE THE (TRADITIONS) PIECE

100年後の伝統の「源泉」となる方を。 共に日本の伝統産業を井波から盛り上げていく仲間を募集します。

100年後の進化の「源泉」になるのは誰だ

井波には250年を超える木彫刻文化と共に技術の集積があります。そして現在も個性ある職人たちや関連産業の職人の知恵が継承されています。 木工に関して言えばこの井波で完結するくらいの懐の深さを持ってます。

《関連産業》 【材木屋】原木から、製材品まで様々な木材を取り扱います。 【製材所】井波では材料を持ち込んでその場で加工してくれる製材所があります。 【糸鋸師】彫り始める前に、不要部分を糸鋸ミシンで抜いてくれる職人がいます。 【建具師・指物師】欄間の枠や、衝立の外回り、などの加工をしてくれます。 【道具屋】井波では様々な種類の刃物を使います。 【大工・宮大工】建築と彫刻は密接な関係です。井波には井波大工と言われる歴史ある大工集団がいます。 【塗り師】彩色が必要な獅子頭などに代表される彫刻には漆職人が関わります。 【桐箱屋】彫刻を作ったら、収める箱や、ガラスケースなどを作ってます。 思いつくだけ書き連ねても、これだけの業種があげられます。

その中でも井波らしい特色を持ったものは「刃物」です。 井波彫刻は”荒彫り・仕上げ”で200本以上の刃物を使います。 そんな刃物を扱う、刃物道具屋である「匠雲堂(しょううんどう)」さんは日本で一番、いや、世界で一番の刃物の種類を誇る道具屋です。 匠雲堂の挑戦は、「井波で刃物自体もつくる」です。 これまでの井波は木彫の産地ではあっても、刃物は生産していない。 こんなに刃物へのこだわりがある地域だからこそ、刃物をつくっても良いのではないか。 そんな自然な想いから、これまでにないプロジェクトが始動します。

井波は現在進行形で理想の刃物を求めるニーズがあります。最高の使い手である職人たちとのやり取りの中で、生の声を聞きながら最高の刃物を作り出す鍛冶職人は、職人冥利に尽きます。そこから未来に向けてこれまでにない新しい伝統文化の関係性を提案できるものになるでしょう。

”匠雲堂(しょううんどう)”  1975年の創業以来、約半世紀にもわたり一流の彫刻師たちの高度な要望に応えられる彫刻刀や木彫り用具を取り扱ってこられました。また、井波の彫刻師だけではなく、各地域の美術大学や専門学校などにも刃物を提供するなど、積極的に彫刻刀の普及に努めておられます。その匠雲堂の店主である岡田さんは、これまで培ってきた膨大な経験や知識を継承したいと考えられてます。「刃物に関して日本一要望のある井波に、刃物を製造する人材を輩出する」その挑戦に、ジソウラボも共感しました。

100年後の「伝統」の源泉となる方を募集!

【求める人物】 ・刃物の製造経験がある ・人と技術のよりよい関係を求め、  新しい社会づくりに前向きに取り組める方 ・新しい人との出会いからアイディアを生み出し、  企画/ディレクションする力がある方 ・地域コミュニティへ積極的に参加し、  地域内の事業者や団体等とコラボレーションする意欲がある方 ・井波での社会課題解決の事業を、井波だけに留まらず広く発信したという夢がある方 ・井波/南砺市などの地域外の視点を持っている方 ・3年以上の社会人経験がある方

伝統産業が維持発展していくためのベースとなる環境の維持。 それは、産地としての基礎体力の様なものです。 今後、井波には木に関する事が集まってきます。これまでも経験した事ないプロジェクトに試行錯誤を繰り返し達成してきましたし、これからも未知の事業に挑んで行きます。井波はその挑戦に共に取り組んでくれる人、100年後の進化をつくる人や、地域に勇気を与える「源泉」となる人材を募集します。

伝統産業の継承のため、社会にも個人にも望ましい方向へ自発的に変化することを促す取り組みをしていただきます。

刃物道具屋「匠雲堂」の継業人材を募集!

【伴走パートナー】 匠雲堂・ジソウラボ

【ミッション / ロードマップ】 1年目:地域を知る、どの様な刃物が必要とされているか研究 2年目:刃物製造に向けて設備など環境整備、刃物製造開始 ※目安

【雇用保障】 刃物道具屋「匠雲堂」にて雇用保障

●雇用先 匠雲堂 ●雇用形態 数年間の雇用後・継業  ●雇用期間  刃物製造技術習得から継業まで ●給与・賃金等 要相談 ●勤務時間 6〜8時間/1日 ●待遇・福利厚生 勤務時間で条件を満たす場合は社会保険等(雇用保険、厚生年金、健康保険)に加入します。※本人負担分の健康保険料・厚生年金・雇用保険等、各種社会保険料は、毎月の報酬から差し引かれます

このプロジェクトの地域

富山県

南砺市

人口 4.46万人

南砺市

一般社団法人 ジソウラボが紹介する南砺市ってこんなところ!

井波は、富山県の南西部にある人口8,000人の小さな町です。2004年に井波含む8町村が合併し、今は南砺市の中のひとつの地域となりました。日本一の木彫りの街として知られるこの町は、近年は旅慣れた外国人たちに注目され、2017年には日本遺産にも指定されています。

人々は、信仰や文化の中心であった瑞泉寺を大切に、町を切り開いてきました。しかし、その瑞泉寺が200年前に大火災で消失します。まちの人々は、街の象徴を再建しようと、京都から京都の東本願寺より御用彫刻師を迎え入れます。そのたった一人の技術がまちの人々に伝わり、現在は200人もの彫刻師が活躍する"日本一"の木彫りの街となりました。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

こんにちは、2018年に日本遺産に認定された富山県南砺市井波。伝統を未来に継承するため、井波では業種の垣根を越えたメンバーが、任期にとらわれない街づくりを目指すため「ジソウラボ」という組織を立ち上げました。

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