【体験できます】超高齢化社会でも、共に生きていく選択を|合同会社ポルト
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公開日:2023/08/28
終了日:2025/03/31

【体験できます】超高齢化社会でも、共に生きていく選択を|合同会社ポルト

九州最北端のみなと町、門司港はかつて栄えた貿易港ですが、終戦後に衰退しました。しかし、その華やかで懐かしい雰囲気を活かし、"門司港レトロ"として北九州有数の観光地として再生されました。

一方、観光エリアから少し離れた地域では、経済の衰退や少子高齢化の影響が色濃く現れ、地元の商店街はシャッター通りとなっています。

ここで地域活性化に取り組んでいるのが、合同会社ポルトです。

代表の菊池勇太さんは、門司港で生まれ育ち、大学卒業後コンサルティングやマーケティング会社でビジネスを学び、2018年に合同会社ポルトを設立しました。また自身の事業だけでなく、他の企業でも取締役を務めています。

菊池さんは「この町で幸せの尺度を問い直したいんです。現代ではお金やSNSの人気が幸せの目安とされていますが、私はそれに疑問を感じています。自己を追い込むことで幸せを追い求めている人々が多いですが、人々の幸せってそれだけではないと思うんです。」と話します。

大学時代にはベトナムの貧困地域を訪れ、絶対的貧困を目の当たりにしたそうですが、その光景は決して”不幸”には見えなかったとのこと。

「彼らは貧しいけれども、表情豊かで温かさを感じるんです。そこで幸せはお金では買えないし、逆にお金で失っているものもあると気づきました。だから、多様な幸せの尺度を実現するためには、経済発展ではなく、ルールや制度を変えないといけないと考えたんです。そして、日本社会が直面する課題の真っ只中にいるこのまちで、新しい幸せの尺度を示そうと決意しました。」

この着想から生まれた数々の事業には、遊郭跡を利用したゲストハウスや、菊池さんのお母さんが運営するジュース屋さんなどがあります。

これらの事業には高齢者の方々が雇用され、働いています。この体験では、店舗運営に関する知識だけでなく、多様な人々との関わりから、自分らしい価値観や幸せの尺度を発見するきっかけにもなるでしょう。

地域への移住や地域活性化に興味をお持ちなら、門司港での新たな幸せを見つける体験に出かけてみませんか?

今回体験できる内容

今回の「くらしごと体験」では、合同会社ポルトが経営する店舗や宿のお手伝いをしていただきます。

特筆すべき店舗作りのポイントは2つ。

まず1つ目は、お店の場所が観光地エリアから離れていることです。意図的に門司港レトロエリアのような人が集まる場所ではなく、人通りの少ない地元商店街に出店しています。

代表の菊池さんはこう語ります。「衰退したまちだからこそ、ここで取り組むべきだと思っています。将来の日本では、こうした場所が増えていくでしょう。だからここで戦って、ロールモデルになる必要があると考えています。」

2つ目のポイントは、高齢者を多く雇用していることです。

「世の中的に高齢化=問題と認識されている。でも年齢に関係なく誰にでも価値はあるはずなんです。だから、若者であろうが高齢者であろうが、年齢関係なく雇用してます。」

また働くことでコミュニティ的な側面も生まれるといいます。

「 門司港のような高齢化地域では、誰かに“必要とされている”という感覚が重要なんです。『支えられて生きている』じゃなくて、『自分も役に立っている』という感覚が幸せに繋がると考えています。」

最近では、「MOJiOJi(もじおじ)」というお店を開いて、地域のおじさんの顔を人形焼きにした商品を提供しています。

こうした多様性の中で働く体験は、新しい幸せを体感するきっかけとなるでしょう。

しごと・くらしの特徴

新しい価値観は、時間をかけて世間に浸透するものです。しかしそれが浸透する前に、多くの場合時間切れとなってしまいます。

菊池さん自身、環境コンサルタントをしていた時にその厳しさを痛感しました。

「高い理想を掲げて3年間取り組んでいたことが、”コストをかけたくない”という理由で水の泡になったんです。そこで社会への実装の難しさ、売れ続ける仕組みを作ることの重要性を痛感しました。」

その後、マーケティング会社に入り、売れ続ける仕組みを学んだ菊池さん。
ここから「幸せの尺度」をどのように根付かせようとしているのでしょうか。

「地域で自分なりの幸せを見つける人を増やすことが大切だと思っています。医者の子供は医者みたいに、身近にそういう人がいれば、その感覚は自然と広まっていく。そういう草の根活動に近い戦い方で伝えていくしかないかなと。」

最近では菊池さんに共感し、門司港に移住して古民家カフェやクリエイティブな取り組みを広げる仲間たちも増え始めているそうです。

現代は、誰もが自分自身の幸せを模索する時代です。

門司港は、菊池さんが日本の課題に向き合い、その問いに答えを出そうとしているフィールドです。門司港への移住や店舗運営に興味がある方はもちろん、自分の幸せを再評価したい方にもおすすめです。新しい幸せに出会いに行ってみるのはいかがでしょうか?

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料 (宿泊費:3,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)

最小催行人数:1 人

集合場所:ゲストハウスPORTO |福岡県北九州市門司区東門司 1-10-6

解散場所:ゲストハウスPORTO |福岡県北九州市門司区東門司 1-10-6

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
 1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
 2.合同会社ポルトの説明
 ・各事業の説明
 ・仕事内容の説明
 3.仕事のお手伝い
 ・”MOJiOJi(もじおじ)”のお手伝い
 ※実際の仕事状況によって変更があります。
4.菊池さんも加わってご飯
5.ゲストハウスPORTOへ宿泊

2日目(9:00~17:00)
 1.仕事のお手伝い
 ・”PORTO”のお手伝い
 ※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
 1.仕事のお手伝い
 ・”てるちゃんのバナナジュース”のお手伝い
 2.体験の感想、質疑応答

※事前面談で”プロデューサー/企画”志望の人は、2日目or3日目に菊池さんの仕事に同行
※上記以外の仕事体験では、各お店のスタッフの方が対応してくださいます。

■宿泊場所 :ゲストハウスPORTO

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福岡県 政策支援課が紹介する福岡県ってこんなところ!

北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。
しかし、実は都心部から少し離れるだけでマリンスポーツができる海や、日本の原風景を思わせる里山があり、自然との距離がとても近いのが特長です。
都会と自然が近い福岡では、普段は田舎でスローライフを楽しみながら、都心部に気軽に遊びにいけるなど、ライフスタイルに応じた様々な生活を楽しむことができます。
都会も自然もバランスよく楽しめる福岡ならではの環境で、あなたの「理想のくらし」を探してみませんか。

福岡県 政策支援課
福岡県企画・地域振興部 政策支援課
福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!
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