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- 甲良町におけるミニトマト栽培とスマート農業について
甲良町は、日々の買い物には困らない便利な立地と鈴鹿山脈から琵琶湖に流れ込む豊かな水資源に恵まれ、稲作をはじめとする農業が盛んな地域です。
そんな地域で、ミニトマトを栽培する伊藤さんは、ビニールハウス2棟で3,000株を育てています。その広さは、観光バスが横3列、縦14台が並ぶほどの広さ。「千果」という品種のミニトマトを、「弁当トマト」と呼び、暮らしの一部である弁当に彩りを添えています。
友人が始めたミニトマト栽培を見て「これだ」と思いました。
地元出身の伊藤さんは、会社を30年勤め、一定年金原資が納められたら農業を始めようと考えていました。そんな伊藤さんより一歩先に、友人が静岡県でミニトマト栽培を始めました。彼の話を聞いた伊藤さんは刺激を受け、自身もミニトマト栽培しようと決意したのです。
毎年一度の植え替え前には、連作障害を極力抑えるための作業が重要で、土壌をリセットするためにハウス内を水浸しにし土壌消毒を行います。 しかし、これが大変な作業。約2ヶ月間かけ前作の撤収・消毒・次作の畝準備を行い定植し10月頃から翌春まで収穫が続き、冬の間も出荷することができています。伊藤さんは栽培し始めた当初から、自分のつくるミニトマトを「弁当トマト」と呼び、甘さ控えめでしっかりとした食感が特徴で、お弁当に入れても崩れないトマトを目指しています。
「軒先販売で直接お客様と触れ合うことが、栽培を続ける大きな励みになっている」と伊藤さんは話してくれました。現状は、季節によって味の違いがでているので、味の安定化と生産量の向上を目指してスマート農業を導入し、栽培方法の改善に挑戦しています。
美味しいトマトを食べて頂きたい
美味しいトマトの為には丁寧な作業が必要
地域に応援してくれる人がいるのは心強い
最近は農業資材の価格が高騰しているので、農業ハウスなど設備投資には決意が必要ですが、甲良町では所有者の方が手を入れることができない畑も多く、新規に就農するには適しているのではとのこと。
伊藤さんは「移住してきてくれる人には、できることはしてあげたい」と話してくれました。彼のような地元の人が応援してくれることは、見知らぬ土地で新しい生活を始める移住者にとっては、心強いこと。
最後に伊藤さんに地域の未来への想いを聞きました。
「人口減少と高齢化が進む中で、すべての畑を耕作し続けるのは難しく、山に戻っていく農地もあるでしょう。しかし、美しい里山の風景が維持できる程度には農業を営んでいきたいと思っていますし、その暮らしを一緒に作ってくれる人がきてくれると嬉しいです。」
伊藤さんの作ったミニトマトは、近隣の直売所や道の駅で手に取ってもらうことができます。
美しい里山の風景が維持できる程度には農業を営んでいきたい
移住してきていただける人にはできることはしてあげたい
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【販売場所】
◯ 道の駅 せせらぎの里こうら(滋賀県犬上郡甲良町金屋1549−4)
◯ JA東びわこ直売所
やさいの里(滋賀県彦根市賀田山町234-6)
やさいの里二番館(滋賀県彦根市平田町790)
美浜館(滋賀県彦根市石寺町2256)
やさいの里あいしょう館(滋賀県愛知郡愛荘町市1585)
◯ 軒先販売
おすすめは軒先販売。伊藤さんの人柄に触れながらミニトマト栽培や甲良町のことを聞くことができるでしょう。彼の優しさが詰まった「弁当トマト」を頬張りながら、日々の暮らしに彩りを添えてみませんか?
・1956年(昭和31年)生まれ
(生まれは滋賀県日野町、42年間首都圏で暮らし、
現在も滋賀県日野町と
川崎市両方に自宅があります。
・大学(シェイクスピアと情報管理学)卒業後、
・コンピュータ・通信・電子デバイスを作っていた
総合電気メーカーに就職しました。
NHKのプロジェクトXに出演できるような仕事
が出来ることを頭に描きながら毎日、勤務して
おりました。出られませんでした。
60歳で定年退職後ふるさと滋賀県に戻りました。
●休日の過ごし方
・昨年から農作業をするようになりました。
・人間が食べるコメはまだ作れませんが今は
作ったコメを神戸のブランド牛が食べています。
・昨年度は自治会長として大忙しの毎日でしたが
4月1日から今度は福祉会の会長
(年齢順に回ってくる仕事です)になりました。
結構楽しんでいます。
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