「ふれあい広場」がインクルパークとしてリニューアル!

読みもの

公開日:2025/01/22 02:42

愛荘町安孫子(あびこ)の福祉施設・ラポール秦荘内にある「ふれあい広場」は、昨年の3月にリニューアルオープン。以前からの雰囲気が変わり、子どもだけでなく大人の方々でも利用しやすいインクルパーク(※)として生まれ変わりました。 子どもたちがより遊びやすくなったのはもちろん、マルシェやピクニックなどさまざまなイベントができるようになったのも、大きな特徴のひとつです。

今回は愛荘町役場福祉課の方にお話を伺っています。多様性のある公園にするために施した工夫や「ふれあい広場」リニューアルに込めた想い、地域の人たちの声などを紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

※インクルパークとは・・・老若男女や障がいの有無に関わらず、すべての人が使える公園のこと

多様性が求められる時代に沿った公園のリニューアル

設立24年を迎える「ふれあい広場」は、福祉や健康施設が隣接するエリアである・ラポール秦荘(はたしょう)の一角にあります。木製の大型遊具の老朽化が進み、これからの広場を検討していく中で、新たにインクルパークとしてリニューアルさせました。 たくさんの子どもたちが育ってきた大切な場所のひとつが、今後さらに多くの方で賑わうと考えるとワクワクしますね。

そこで、愛荘町役場福祉課の担当者に公園のコンセプトと、リニューアルを通してどのように変わったのかを伺いました。

▼年齢、障がい、国籍を問わずに利用してほしい 「ふれあい広場」はもともと子どもたちが利用する公園として存在してきました。以前は木製の遊具が点在し、長きにわたって使用してきたため老朽化も懸念されていました。そこで、2023年3月にリニューアルを実施。公園の規模は変えず、遊具のアルミ製化や配置の移動、天然芝の張り替えなどを行い、ふれあい広場は「インクルパークあいしょう」として生まれ変わりました。 愛称として名付けた“インクルパークあいしょう”は、インクルーシブという英語から取っており、年齢や国籍、障がいなどを問わずに様々な人が集える場所になってほしいと想いを込めています。 また、「愛荘町のふれあい広場で育った」という子どもたちが増え、地域共生社会が根付くような場所にしたいと思っています。

▼リニューアルをしたことでより開放感がアップ 点在していた遊具を一か所に集めたことで、広々としたスペースの確保が可能となり、イベントをしたりマルシェをしたりできるようになりました。 未就学児と小学生といった、異年齢間の交流にも発展していると、地元の人からお声をいただいています。また、保育園や幼稚園からの利用が増加傾向にあるのも変化のひとつです。木製だった遊具もアルミ製に変えたので、色味や耐久性がアップしました。これからも長く愛される場所になってほしいです。

「インクルパークあいしょう」としてリニューアルした公園。
「インクルパークあいしょう」としてリニューアルした公園。
一か所に集めた遊具。公園の周囲の整備も行い、外からの視認性もアップしました。
一か所に集めた遊具。公園の周囲の整備も行い、外からの視認性もアップしました。

福祉課がおすすめする公園の利用方法と併せてまわれる町内のおすすめスポット

多様性の求められる時代だからこそ、さまざまな利用方法がある「ふれあい広場」。ラポール秦荘に加え、周辺にある福祉施設や楽しめるスポットを紹介します。

▼桜の季節のお花見やお散歩、イベントの開催も可能です! ラポール秦荘の敷地内にはトイレや駐車場も完備しているので、長時間の利用もしやすくなっています。子どもが楽しめるのはもちろん、ベンチや芝生の上では日向ぼっこをしたりピクニックをしたりすることが可能です。春は桜が満開になるため、お花見をするのもおすすめ。 また、昨年の7月にはオープニングイベントを開催。今年の11月は自転車で愛荘町のスイーツ店や観光スポットをめぐって、獲得ポイントで賞品をゲットするイベント「愛荘町スイーツライド2024」の開催しました。たくさんの方が来てくださったので、今後もこのような催しを積極的にやっていければいいなと思っています。

▼ふれあい広場周辺の福祉施設や楽しめるスポット ラポール秦荘の敷地内にはけんこうプールがあり、徒歩圏内にはコンサートや演劇等を楽しめるハーティーセンター秦荘、秦荘図書館などがあります。車でお越しの際は、中山道宿場にある66カフェや近江上布伝統産業会館、愛知川図書館・びんてまりの館などもぜひ併せて利用してみてください。

マルシェやイベントの催しも歓迎しております。さまざまな形で「ふれあい広場」を利用してみたい、町の子育てや福祉についてもっと知りたいと思った人は、ぜひ「興味ある」ボタンを押してくださいね。質問も受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!

▶66cafe Instagram https://www.instagram.com/66caf_e?igsh=czJiYWM2OXVnemlv

▶近江上布伝統産業会館 Instagram https://www.instagram.com/omijofu?igsh=eDB4dnM4d3d4OTl6

▶愛知川図書館びんてまりの館 https://www.town.aisho.shiga.jp/toshokan/goannai/index.html

最後までご覧いただきありがとうございました。次回の投稿までは、これまでに紹介した愛荘町の他の記事をご覧になってお待ちください!

公園に植えられた桜並木の様子。春はピクニックやお花見が楽しめます。
公園に植えられた桜並木の様子。春はピクニックやお花見が楽しめます。
広場で子どもたちのイベントを開催。福祉課にご相談いただければ柔軟に対応可能。
広場で子どもたちのイベントを開催。福祉課にご相談いただければ柔軟に対応可能。

木陰のベンチでひと休みしながら賑わいを楽しむ姿も。
木陰のベンチでひと休みしながら賑わいを楽しむ姿も。
11月に開催された“愛荘町スイーツライド”のメイン会場にもなりました。
11月に開催された“愛荘町スイーツライド”のメイン会場にもなりました。

愛荘町役場みらい創生課

このプロジェクトの地域

滋賀県

愛荘町

人口 2.09万人

愛荘町

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で19年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

【アクセス】 ・高速道路を利用すれば、京都まで1時間、名古屋まで2時間弱。 ・近江鉄道を利用すれば、彦根や八日市には約15分。 ・琵琶湖までは車で約25分!

【愛荘町移住・定住ポータルサイト】 https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/index.html

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

愛荘町は2町が合併して今年で19年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。