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あいちの離島 佐久島の先輩移住者 佐久島に魅せられた木工家・野田真三さんの移住物語

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公開日:2025/03/21 08:10

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愛知県には、「人が暮らす3つの離島」があります。 2つは、知多半島の先、南知多町の篠島・日間賀島で、漁業と観光で人気の離島です。そしてもう1つは、西尾市の佐久島で、アートの島として知る人ぞ知る離島です。 三河湾に浮かぶ個性的な3つの島には、歴史や地理的な背景から独特な文化があります。いずれも温暖な気候で、陸地とも近く、内海なので比較的穏やかな海で、島時間が体感できます。 この記事では、「佐久島」の先輩移住者をご紹介します! 佐久島は、約180人の小さな生活の島ですが、漫画や映画のロケ地、様々な撮影地として活用される景観をもち、多くの人が訪れる島でもあります。 そこに30年以上前に移住した野田さんの移住物語です。

「物がなければ作ればいい」— 佐久島で叶えた理想の暮らし

 都会の喧騒を離れ、自分らしい暮らしを求めた木工家・野田真三さん。京都で家具作りをしていたものの、多忙な日々に追われ、「本当に自分が望む暮らしとは何か?」と自問。地図を手に島探しを始め、佐久島に辿り着いた。  築70年以上の古民家を借り、2か月かけて改修。家賃は月5000円と格安だったが、家具職人の技術を活かし、自分たちの住まいを作り上げた。地域との関係も、アサリ漁や民宿の手伝いを通じて築いていった。 「人嫌いではなく、人ごみが苦手なだけ」という野田さん。島では「ないものは作る」精神が大切で、それは物だけでなく、人とのつながりにも通じる。「調べすぎず、まず飛び込んでみることが大事」と移住者へのアドバイスをくれた。 佐久島の穏やかな時間の中、野田さんは今日も木工に励み、妻とともに豊かな日々を楽しんでいる。

移住を決めた理由と移住後の変化

  1. 移住を決めた理由 — 移住前はどちらに住んでいましたか? 大阪で会社員をしていた。でも辞めてからは、京都の山奥で家具作りをしていたね。 — その暮らしにどんな課題がありましたか? 自分のペースで好きなものを作るつもりだったのに、気づけば注文が増えて、結局は忙しい毎日になっていた。これじゃ都会と変わらんなと思った。 — それで移住を考えられたのですね? そう。「本当に自由に暮らしたい」と思って、地図を広げて島探しを始めたんよ。佐久島に来たら、人が温かくて、余計なものがない。「ここなら自分の思う暮らしができる」って直感した。

  2. 移住先の決定 — 他の地域も候補にありましたか? 全国の島をいくつか調べたけど、佐久島はちょうどいい隔離感があった。それが決め手になったね。 — どんな条件を重視されましたか? 都会と地続きじゃないこと。静かで、自分のペースで暮らせること。 — 佐久島の最大の魅力は何でしょう? 「余計なものがない」こと。時間やお金に振り回されず、シンプルに暮らせるのがいい。

  3. 住まいと地域の暮らし — 住まいはどのように決めましたか? 築70年以上の古民家を借りて、自分で改修した。京都と行き来しながら、2か月かけて直したよ。 — 実際に住んでみていかがでしたか? 思った以上に自由だった。朝起きて、好きなものを作って、散歩して、夜はお酒を楽しむ。時間に追われることがなくなったのが一番の変化やね。 — 地域の方との関わりはどうですか? 最初は「大金持ちが隠居しに来たのか?」なんて噂もあったらしい(笑)。でも、アサリ漁したり、民宿を手伝ったりしてるうちに、いつの間にか馴染んでいたね。 — 不便に感じることはありますか? 病院が少ないから、体調管理には気をつけている。買い物の選択肢も少ないけど、「物がなければ作ればいい」って考えれば、そんなに困らん。

  4. 仕事・収入の変化 — 仕事の変化はありましたか? 家具作りは続けているけど、今は完全に自分のペースでやれている。それが何よりいいね。妻は昔デザインの仕事をしていたけど、今は島の暮らしに馴染みながら自由にやっている。 — 生活費はどう変わりましたか? 家賃5000円だから、都会よりずっと安く暮らせる。食べるものも自分たちでどうにかなることが多いし、生活コストはかなり下がったね。

  5. 家族との暮らし — 奥様との関係に変化はありましたか? 正直、妻がいなかったら移住は決断できてなかったと思う。すごく決断力がある人だから、本当に助けられている。移住生活では、指示を待つんじゃなくて、自分で動けるかどうかが大事やね。 — 1日の過ごし方を教えてください。 朝起きて、少し仕事して、海を眺めながら散歩して、お酒を飲んで…。毎日が休日みたいだけど、手を動かすのが好きだから、ずっと何か作っている。

これから移住を考える人へのメッセージ

  1. 愛知の魅力 — 愛知の良さはどこにありますか? 名古屋に近いのに、こんなにのんびりした場所があるのがいいよね。都会に出るのも簡単だけど、帰ってきたらちゃんと静かに暮らせる。このバランスが最高やね。

  2. これから移住を考える人へ — 準備しておいてよかったことは? DIYのスキルと、「ないものは作る」っていう考え方。これさえあれば、どこでも暮らしていける。 — もっと調べておけばよかったことはありますか? 特にないかな。細かく調べるより、思い切って飛び込んでみるほうが、この暮らしには向いている気がする。 — 最後に、移住を考えている方へのアドバイスをお願いします。 「一人で生きる」んじゃなくて、「地域の中で自分の暮らしを作る」って意識が大事。人と関わることを楽しめたら、移住生活はもっと面白くなると思うよ。

このプロジェクトの地域

愛知県

愛知県

人口 745.56万人

愛知県

愛知県庁が紹介する愛知県ってこんなところ!

日本列島のまんなかに位置する“愛知県” は、自動車産業をはじめとしたモノづくりが有名ですが、実は、山里や離島など豊かな自然に恵まれたところなんです。 愛知県の東に位置する三河山間地域には、さまざまな伝統を育んできた山里があり、知多半島と渥美半島に抱かれた三河湾のほぼ真ん中には、3つの個性的な離島があります。

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愛知県にはあなたが想う田舎があります。愛知県は産業県としてイメージされる方が多い県ですが、都市地域から近い山間地や離島があります。ぜひ、あなたの知らない愛知県の魅力に触れてみませんか。

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