
あいちの離島 佐久島の先輩移住者 ~佐久島で見つけた、ものづくりと助け合いの暮らし~
公開日:2025/03/21 08:16
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2025/03/31「興味ある」が押されました!
2025/03/25愛知県には、「人が暮らす3つの離島」があります。 2つは、知多半島の先、南知多町の篠島・日間賀島で、漁業と観光で人気の離島です。そしてもう1つは、西尾市の佐久島で、アートの島として知る人ぞ知る離島です。 三河湾に浮かぶ個性的な3つの島には、歴史や地理的な背景から独特な文化があります。いずれも温暖な気候で、陸地とも近く、内海なので比較的穏やかな海で、島時間が体感できます。 この記事では、「佐久島」の先輩移住者をご紹介します! 佐久島は、約180人の小さな生活の島ですが、漫画や映画のロケ地、様々な撮影地として活用される景観をもち、多くの人が訪れる島でもあります。 そこに最近移住したイギリス出身のオリバーさんの移住物語です。
「佐久島で営む喫茶店、移住は特別なことじゃない」
<偶然の出会いから佐久島へ> イギリス出身のオリバー・リーさんは、2023年に佐久島へ移住し、喫茶店を営みながら木製茶道具を制作している。移住は特別な決断ではなく、自然な流れだったと語る。 <助け合いが当たり前にある生活> 「都会では何をするにも理由や説明を求められる。でも、島では『必要だからやる』だけなんです」。例えば、高齢者が重いゴミを運ぶのが大変なら、代わりに運ぶ。それが特別なことではなく、自然に機能している環境が都会と違う。 <喫茶店とものづくりのある暮らし> 喫茶店の運営も「ただ、お客さんと話しながらお茶を出す」という日常の延長だ。特別な「移住者らしさ」も「外国人らしさ」もない。ただ、地域の一部として暮らしている。 <移住とは環境を選ぶこと> 「移住は大きな挑戦じゃなくて、自分に合った環境を選ぶこと」。オリバーさんは今日も佐久島で、変わらない日常を楽しんでいる。

オリバー・リーさん夫妻の移住物語
移住を決めた理由 — 移住前はどちらに住んでいましたか? イギリスのハンプシャー出身です。日本に来たのは、高校卒業後のボランティア活動がきっかけでした。その後、西尾市で妻と出会い、日本で暮らすことになりました。最初は名古屋、次に岡崎と移り住みました。 — その頃の暮らしにはどんな課題がありましたか? 都会は便利でしたが、少しせわしなく感じていました。岡崎では英会話講師をしながらものづくりをしていましたが、より自然の近くで落ち着いた暮らしをしたいと思っていました。 — それで佐久島に? もともと妻と「いずれは田舎で暮らしたい」と話していました。でも決め手になったのは、息子が「佐久島なら住んでみたい」と言ったことですね。何度か遊びに来ていて、彼がこの島を気に入っていました。
移住先の決定 — 他の地域も検討しましたか? いえ、特に比較したわけではなく、佐久島は自然と決まりました。 — 佐久島の最大の魅力は? 静かで、自然と共にある暮らしができること。あと、地域の人との距離がちょうどいいですね。
住まいと地域の暮らし — 実際に住んでみてどうですか? すごく快適です。都会と比べると不便かもしれませんが、足りないものは工夫すればいいし、それを楽しめる環境がある。 — 地域の方との関わりは? 都会ではあまりないことですが、ここではお互いにできることを自然にやるのが当たり前。例えば、高齢の方が重いゴミを運ぶのは大変だから、僕が代わりに運ぶ。それだけのことなんですけどね。
仕事と生活 — 現在の仕事は? 木製の茶道具を作っています。オンライン販売が中心ですが、個展を開いたり、リピーターの方が増えてきたりしています。 — 喫茶店の運営について 日常の延長のような感じですね。特別なことをしているわけではなく、来た人と自然に話をして、美味しいお茶を楽しむ。そんな空間を作っています。
これから移住を考える人へ — 事前に準備しておいてよかったことは? 何かを作る力ですね。あとは、環境に合わせて柔軟に考えること。 — アドバイスをお願いします。 「移住」って特別なことじゃないんです。助け合いながら、自分らしい暮らしを作ること。それが自然にできるなら、島での生活はすごく心地いいですよ。
このプロジェクトの地域

愛知県
人口 745.56万人

愛知県庁が紹介する愛知県ってこんなところ!
日本列島のまんなかに位置する“愛知県” は、自動車産業をはじめとしたモノづくりが有名ですが、実は、山里や離島など豊かな自然に恵まれたところなんです。 愛知県の東に位置する三河山間地域には、さまざまな伝統を育んできた山里があり、知多半島と渥美半島に抱かれた三河湾のほぼ真ん中には、3つの個性的な離島があります。
このプロジェクトの作成者
愛知県にはあなたが想う田舎があります。愛知県は産業県としてイメージされる方が多い県ですが、都市地域から近い山間地や離島があります。ぜひ、あなたの知らない愛知県の魅力に触れてみませんか。