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人気居酒屋メニューの秘密はつなぎを着た女漁師達。アイデア次第で未利用魚も美味しいレシピに。定置網を引き揚げながら未来漁村を考えるプロジェクト
日本における漁師の現状をあなたはご存知ですか?高齢化・後継者不足などにより年々激減し、全国各地の漁村では過疎化がどんどん進んでいます。そして日本の漁師は65歳以上の方が約40%、毎年5,000人のペースで減っているのが現状です。
私たちはこれからの漁村の未来を見据えた時に何ができるでしょうか?大切なのはまず自分たちが生産地の現状や環境を理解することで、そして都心部の人に伝えて、連れていくことだと考えています。
株式会社ゲイト(以下、ゲイト)では、漁師の仕事を体験できる宿泊サービスもお客様に提供しています。自分の目で見て、全身で感じるインパクトに勝るものはなく、生産地と消費地の懸け橋となれることを目指しているのです。
当プロジェクトでは、自然に囲まれた町並みや景色とともに海の仕事をまずは楽しみながら体験し、これからの漁村の未来を共に考えるきっかけとしてみてください。
創意工夫に新レシピ 女漁師が活躍する漁村はアイデアで溢れている
海から山へかけて瓦屋根の古い民家約200戸が建ち並ぶ町、三重県尾鷲市須賀利町。日本の原風景が残る須賀利町は、ゲイトの重要な拠点のひとつです。
1982年に三重県道202号線が開通するまでは陸の孤島として、巡航船でしかたどり着けなかった須賀利町では、昔も今も豊かな水産資源で溢れています。しかし、そんな須賀利町でも過疎化は進行し高齢者比率は85%、漁師の担い手不足も深刻です。
そんな中、ゲイトは町の方々のご理解を得て、2018年に水産資源に優しい定置網漁を始めました。もともと、須賀利町では30年住まなければ漁協の組合員になれないという中、准組合員として町の方々にゲイトを受け入れていただいたのです。
熊野市二木島町では女性の漁師たちが活躍しています。
女性が活躍する海の現場では、今まで思いつかなかった道具の使い方や魚の加工など創意工夫のアイデアで溢れています。売り先のある魚は市場に出し、売値の付かない未利用魚は加工して、ゲイトが都内で経営する居酒屋で人気の看板メニューとなっています。
「漁業にかかわる女性を増やしていきたい。」という思いのもと、ゲイトメンバー全員の働く姿が誰かの背中を押すきっかけとなればとも考えています。
株式会社ゲイトの代表・五月女氏。
女性漁師のオリジナル料理は看板メニューに。
女性たちの活躍する海の職場を体験したい方を大募集!
プロジェクト募集を通じ、ゲイトでは下記のような方とお会いできることを楽しみにしています。
・漁業に興味がある方
・地方での働き方や持続可能性に関心のある人
・新たな流通の仕組みに関心のある人
・特に漁業に携わってみたい女性
魚を捌いた方が無い方でも大丈夫。
たくさんの女性漁師が活躍しています!
これからの漁村の未来を共に考えたい大学生・社会人を募集
ゲイトは都内で居酒屋などを経営、現在は三重県熊野市・尾鷲市で魚を獲るところから居酒屋をつくり、企業の在り方そのものに取り組んでいます。
ゲイトのプロデュースするプロジェクトを通じ、下記のような体験がしてみたい!という方はお気軽に「興味ある」「応募したい」のボタンをクリックください!
・女性たちが働く海の職場を体験できます。
・未利用魚の活用とゲイトの仕掛ける流通の仕組みを学ぶことができます。
・漁業を入り口として一次産業の可能性、魅力を知ることができます。
※プロジェクト参加者のタスクとメリット
本プロジェクトは、「令和2年度農山漁村振興交付金人材発掘事業」の体験研修プログラムとして実施されるため、参加者の方には日報・報告書の作成や、キャリアカウンセリングの受講などをお願いする一方、農山漁村での活動期間中の奨励金の支給や、農山漁村までの交通費補助(上限あり)の支給を行う予定です。
またプロジェクト期間の前後を通じて、受け入れ団体や地域のことをよく知っているコーディネーターが、みなさんを伴走支援しますので、地域のこと・しごとのこと・その他なんでも相談してください。詳しくは、プロジェクト参画決定前のリモート面談の際にお知らせします。
※プロジェクト参画から終了後までの流れ
SMOUTの画面で「応募したい」を押す
→事務局(★)からのスカウトメールを送付
→受け入れ団体などとのリモート面談の日程を決めて面談実施
→参画決定
→プロジェクト参加
→報告書の提出と、活動奨励金等の支給手続き
→プログラム終了後のコーディネーターによるフォローアップ
(★)事務局
各地の受け入れ団体やコーディネーター、みなさんとのやり取りを担当します。
NPO法人プラットフォームあおもり(担当:米田)
https://smout.jp/scoutees/21147
減少する一次産業の担い手を募集します。
海・魚に興味があればどなたでも挑戦可能!
開催日程:2020年10月19日
所要時間:〜2021年2月頃まで
費用:0円
定員:10 人
最小催行人数:1 人
集合場所:JR東海 紀勢本線 二木島駅
解散場所:JR東海 紀勢本線 二木島駅
【2泊3日】または【5泊6日】からお選びいただくことができ、両者でスケジュールは異なりますが、いずれも下記の体験を行うことができます。
1.漁師体験
定置網漁や水揚げ、魚の選別作業を体験いただきます。
2.魚の加工
水揚げされた魚の鱗や内蔵処理、出荷作業をお手伝いいただきます。
3.漁村宿泊運営補助
定置網漁や釣り船などの体験をされる方への接客・サービス(交流)をしていただきます。
ご興味のある方はまずはお気軽に私、株式会社ゲイトのコーディネーター「おうやま昇」までご連絡くださいませ。
ゲイトとの仲介となり、詳細をご説明いたします。
また、当プロジェクトの事務局である「NPO法人プラットフォームあおもり」にご連絡をいただいても結構です。詳細は前述の通りです。
にユーザー登録して もっと活用しよう!無料
- 地域をフォローできるようになり、地域の最新情報がメールで届く
- あなたのプロフィールを見た地域の人からスカウトが届く
- 気になった地域の人に直接チャットすることができる
今回、体験を行なっていただく熊野市・尾鷲市は三重県南部に位置しています。
熊野市の人口は1.6万人強、尾鷲市は人口2万人弱と、両市あわせて住んでいる市民は5万人に満たず、決して大きいと言える街ではありません。
しかし、世界遺産の「熊野古道」や、日本最古の祭祀遺跡のひとつと言われる「花の窟神社」、昭和初期のモダン建築・登録有形文化財「土井見世邸」などをはじめとし、広大な海・大地の歴史と文化が現代にも脈々と受け継がれています。
また紀伊半島に面していることから、昔も今も豊かな水産資源で溢れています。足を運び、未来の漁村を考えるきっかけとなれば幸いです。
高専2年生の時にバックパッカーでヨーロッパを一周し、「行動」と「自己実現」の重要性を感じました。帰国後は、NPOや地域活動に積極的に取り組み、地元を盛り上げたいという気持ちが生まれました。
高専卒業後は地元のIT会社に就職するが、都市と地方の機会格差をなんとかしたいという想いが強くなり、昨年に起業の道を選びました。
好きな言葉は、「人・本・旅」です。