【地域おこし協力隊募集】<日本初>希少海藻『まつも』の陸上養殖!  海藻の食文化を絶やさない!!【営業経験者求む】
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公開日:2020/12/18
終了日:2021/12/25

【地域おこし協力隊募集】<日本初>希少海藻『まつも』の陸上養殖! 海藻の食文化を絶やさない!!【営業経験者求む】

●希少海藻『まつも』とは
『まつも』は、上品な磯の香りと松の葉のような形をしているのが特徴で本来、岩礁に生育する海藻です。1年で約2~30センチほどの大きさまで育ちます。
地域内では高級品として認知されており、全国どこでも採れるわけではなく、北海道~東北地方で冬の短い間だけしか採取することができません。まつもは栄養価も豊富で、抗がん作用であるβカロテンが海苔の約10倍。ビタミンEやフコイダンが含まれており美容や健康にも良い海藻なのです。代表的なお料理には「まつものお吸い物」や「まつも酢」などがあり、料亭で扱われることが多く高級食材として知られています。
そんな『まつも』ですが、ワカメやひじきのように大量に採取することもできず、加工への手間もかかり、生息域の変化や漁師の担い手不足による収穫高の減少により現在は希少海藻となっており、なかなか市場に出回らなくなってしまいました。

創業約100年の建設会社が挑む新たな挑戦

東日本大震災から10年が経とうとしています。道路整備や建築・建設なども進み、あらゆる面で復興が進んでいる今、首都圏からUターンで南三陸に帰ってきた阿部 将己は新しい取り組みとして「まつも」の陸上養殖に目をつけました。

■なぜ、建設会社が『まつも』の陸上養殖を始めたのか
これからの建設業の未来を見据えたうえで新事業開発を任された阿部は、当初建設関係での新規事業を考え始めましたが、将来への展開が見出せず行き詰まり・・・。

全く新しい分野で何が出来るか。南三陸の豊かな資源、地形を活かせる事業はないか。
そんなことを考えるうち、仕事で海上建築をしており、漁業関係者との関わりもあったことから水産業に目を付けました。

また、南三陸町は2018年にラムサール湿地条約に登録。藻場が注目されていました。
そこで出会ったのが「まつも」。その希少性、高い栄養価や見た目・香りといった魅力に引き込まれ、大きな可能性を秘めている素材ではないかと考えました。

調べていくと、生息域の変化や担い手不足による収穫高の減少もあり、食文化としての存続も危ういことも知りました。

「まつも」を食べる文化を消滅させたくない。
「まつも」をもっと多くの人に知ってもらいたい。

2019年11月から北里大学と共同研究して、まつもの陸上養殖を開始。2020年4月には500gの収穫に成功しました。

■まつもの魅力と可能性
まつもの魅力はなんといっても、鮮やかな緑・上品な香りと高い栄養価です。
日本は、元々海藻を食べる文化があり、世界でも1番の消費量を誇っています。ですが近年、日本人の海藻の消費量は減少傾向に。
一方で、海外では海藻が注目されています。その栄養価だけでなく、エシカルやサスティナブルという潮流もあり、特にヨーロッパで人気が高まっています。

食文化として「まつも」が普及することは、世界の海藻マーケットを広げることに繋がる。阿部は、日本だけでなく世界の海藻マーケットへの可能性を強く感じています。

まつも陸上養殖の研究をする阿部さん

まつも陸上養殖の研究をする阿部さん

希少海藻まつも

希少海藻まつも

美味しさの先にサスティナブルであることを追求

私たちは「まつも」を、陸上養殖という年間を通じて安定的に収穫できる方法を採用し、天候に左右されることなく、作り手への負担も軽減した革新的な方法で大切に育てていきます。100年先も海藻文化を絶やすことなく、持続可能な生産と消費を実現し水産資源の保全を図るサスティナブルな取り組みを目指しています。
  それは、モノを生み出す作り手の喜びと環境へのやさしさ。
  それを美味しく食べてくださるお客様への思いに他なりません。

現在、「まつも」を素材に地域の優れた食材を組み合わせた商品を展開するサスティナブルブランド「SEASON」を立上げ、「まつも」と那須の小さな牧場で作られた発酵バターと稀少なジャージー牛の生乳を原料とした珍しい発酵バターの2種類の「三陸海藻バター」を作りました。
従来からの主な顧客ターゲットは年配層ですが、6次アイテム化することにより、若い層にもアプローチしていきたいと思っています。
その為にも、柔軟な考えと新しいアイディアが必要です。
見て楽しめ、食べて健康になれる。
そんな商品を一緒に養殖しながら開発し、販売できる仲間を募集しています。

三陸海藻バター

三陸海藻バター

商品開発の様子

商品開発の様子

業務内容/こんな方と働きたい

【雇用する企業・団体】
株式会社 阿部伊組

【業務内容】
開発が進んでいる希少海藻「まつも」の周年陸上養殖技術を活用し、三陸産海藻を生産から加工・販売までの6次化を一緒に実現しましょう。
陸上養殖の技術開発や生産よりも、特に「情報発信」と「販売促進」「商品開発」をお願いしたいです。

【募集する人材】
新しいことにチャレンジしたい人
情報発信の得意な方
営業・販売経験のある方
マーケティング等専門性の高い方も大歓迎!

【必要なスキル】
パソコン操作(Word、Excel)
笑顔

【報酬・活動資金】
月給200,000円
通勤手当/健康診断の補助あり
社会保険(健康保険・雇用保険・厚生年金・労災保険)加入

【マッチングプロセス】
書類審査のうえ、面接

※地域おこし協力隊としての募集となります。

■協力隊受入れ事業者 阿部伊組 取締役:阿部将己
南三陸町の出身。自然への強い関心から大学では環境化学を専攻し、環境学修士を修了。その後、化学商社で建築材料の営業を7年経験。2017年にUターンし、家業に入社。2020年に経営学修士を修了。現在、社内の新規事業開発部署AvailablePJを立上げ、海藻に特化したブランド「SEASON」をリリース。

阿部伊組 取締役 阿部将己さん

阿部伊組 取締役 阿部将己さん

建設予定のまつも養殖場

建設予定のまつも養殖場

プロジェクトの経過レポート
2021/05/20
4069

2021年5月15日(土)にSEASON最初の商品となる「三陸海藻バター」の発売記念イベントを行いました。
日本では、まだまだ聞きなれない海藻バターですが、フランスなどではチーズ屋さんなどで普通に売られています。
海藻の風味とほどよい塩味が牡蠣やサーモンの海産物はもちろんバケットやパスタにも合います。
これを機に国内外の多くの方に「まつも」の魅力を知っていただきたいです。
※三陸海藻バターは6月販売開始予定です。

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南三陸町
南三陸町移住・定住支援センターが紹介する南三陸町ってこんなところ!

「森・里・海・ひと いのちめぐるまち 南三陸」これは、町が掲げる将来ビジョンです。
震災を経験し、改めてこの町の地形・自然がいかに素晴らしいかを知りました。
この豊かな森、海といった自然資源を活かし、持続可能な社会を本気で目指しています。
その想いがこのビジョンに込められています。
また、南三陸は各フィールドで様々なチャレンジをしている人たちが沢山います。地域・人・食を繋げるワイナリー/未利用資源を餌にしたブランド羊/生ごみをエネルギーに変える取り組みなどなど!!
この町の可能性は無限大です!
是非、一度、南三陸にいらしてくださいね!

南三陸町移住・定住支援センター
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