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【Think Globally、 Act Locally】モノの豊かさと食の貧困 ~豊かな食を支えるもの 食・農・地域~
最近よく目にする「食の貧困」。モノや情報が溢れ、本来「豊か」であるはずの先進国の都市部でもよく指摘されます。「食の貧困」によって体を壊し、働けなくなり、更なる貧困へ。また、そこまでいかなくても、仕事が忙しく毎日のようにコンビニ弁当やファーストフード、そんな話はよく聞きます。
このセミナーを企画した私たちが住む岩手県岩泉町は、過疎化が進む山の中の小さな町ですが、ここにもコンビニやドラッグストア―が進出し、少しずつですが食生活が変わりつつあります。
しかしまだ、町の中心部を離れれば春には山菜を取り、夏には畑を耕し、秋には山でキノコを採り、冬には栽培した豆で豆腐を作る、そんな生活が残っています。自分たちの食べるものが、自分たちのすぐ周りにある、そこが都会との大きな違いではないでしょうか。
今回は負のスパイラルの入り口とも言われる「食の貧困」について、ローカルな視点から考えてみます。zoomを使ったオンラインウェビナーで、どなたでも無料で参加できます。お気軽にお申し込みください。
日時:2021年2月13日(土) 14:00スタート 15:30終了予定
配信方法:zoomビデオウェビナー
申込方法:参加をご希望の方は「応募したい」を押してください。配信URLはメッセージにてお送りします。
ゲスト:岩泉町役場 栄養士 塚原良子さん(福島県出身)
岩泉町に移住し、第3セクターで地域の雑穀や豆の販売などを担当しつつ、スローフード運動にも参加。その後、元々の資格を生かし役場の栄養士に転職。現在2児のお母さん。
岩泉町地域おこし協力隊 針生和美さん(埼玉県出身)
岩泉町地域おこし協力隊として岩泉町に移住。地域の素材にこだわった餃子屋の起業を目指し奮闘中。材料となる豚肉を生産する養豚農家で、数カ月間研修するなど、餃子を作るだけではなく、素材を生産してくれる人々の思いも伝えたいと考える。
司 会:岩泉町移住コーディネーター 穴田光宏(東京都出身)
大学時代から岩泉町に出入りをし、卒業後そのまま移住。20年間岩泉町で暮らす。その間、農家、ハム屋などを経営。5年ほど前に家の事情で東京の実家に戻り、現在は岩泉町の外と内をつなぐ移住コーディネーター。
主 催:一般社団法人KEEN ALLIANCE
協 力:岩手県岩泉町
お皿の向こう側を想像する。
当たり前のことですが、私たちは食べずには生きていけません。全ての人にとって「食」は避けることのできないものです。でも、その「食」について私たちはどれくらい知っているでしょうか?
野菜や果物、肉や魚がスーパーで販売されている光景、コンビニで色々な種類の弁当が並ぶ光景、レストランで様々な料理が乗ったお皿が並ぶ光景、これらの光景はほとんどの人が想像できると思います。でも、私たちはその野菜や果物、肉や魚、色々な弁当、様々な料理のことをどれくらい知っているでしょうか?
その野菜の旬はいつですか?
そのお肉はどこで生産されたものですか?
その魚はどうやって取ったものですか?
そのハンバーグの原材料なんですか?
そのお弁当ってなんでそんなに安いのですか?
その料理の調理方法を知っていますか?
私たちが毎日必ず口にする「食」は、いつの間にか遠いところに行って、見えなくなりつつあります。それが「食の貧困」を生み出す原因の一つではないかと私たちは考えています。
自分たちの食べ物は自分たちで作る。
スーパーで並ぶお肉は、工業製品ではありません。
開催日程:2021年02月13日
所要時間:14:00~15:30
費用:無料(Zoom配信に参加される際の通信料は各自でご負担ください)
定員:30 人
最小催行人数:1 人
集合場所:オンライン配信(zoom)お好きなところで
解散場所:オンライン配信(zoom)お好きなところで
■配信方法
Zoomウェビナー
■ タイムスケジュール
14:00 配信スタート ゲスト紹介
14:15 食の貧困って何?
14:30 都会の食事情 安い加工食品、高いオーガニック製品、料理してますか?
15:00 田舎の食事情 自分たちで採る、自分たちで作る、忍び寄る食の貧困
15:20 選択するということ
15:30 配信終了
※状況により内容を変更する可能性があります。
参加をご希望の方は「応募したい」を押してください。配信URLはメッセージにてお送りします。
こんにちは。中の人、穴田(あなだ)です。
いよいよ明日に迫ってきました。
興味のある方で話を聞いてみたい!と思う方は、「応募したい」ボタンを押して頂くと、当日参加できるアドレスをお送りする形になっていますので、出来れば今日中のエントリーをお願いします。
ちなみにsmout以外でも告知をしており、今のところ20名前後のエントリーを頂いています。
さて、明日の内容についてですが、導入部分を少しだけお伝えします。最近流れたニュースでこんなのがありました。
先進国で肥満増長…“食の貧困”深刻化 低所得層は安価な加工品頼み
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/201007/ecb2010070700001-n1.htm
この記事自体はイギリスの話が中心ですが、日本国内の調査でも所得と食べ物に一定の関係があることが示されています。
その一方で同じ国内でも、都会と田舎では食生活はかなり違います。それは何によるところが大きいのか。
その辺の問題を、現場で向き合っている人にお聞きするのが今回の企画です。一打逆転満塁ホームラン的な解決策はありませんが、まずは現状を知って、そこから考えていきましょう。
こんにちは。中の人、穴田(あなだ)です。
今日は二人目のゲストを紹介したいと思います。二人目は岩泉町役場で栄養士として働いている塚原良子さんです。
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1975年福島県生まれ。茨城大学大学院卒業後、2005年岩泉町に移住。株式会社岩泉産業開発にて雑穀や豆を担当。2010年から岩泉町役場行政栄養士。こども園の給食や地域住民の健康増進に取り組んでいます。
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塚原さんは食についてとても関心があり、それがきっかけで岩泉町に移住してきたと言っても過言ではありません。前職では岩泉町内の雑穀や豆の生産現場を回っていたこともあり、生産から消費まで、様々な食の現場を知る栄養士さんです。
食べ物に関する楽しいエピソードもたくさんお持ちなので、もしかしたらセミナーで聞けるかもしれませんよ。
今日から今回のセミナ―に関する情報を、投稿していこうと思います。まずはゲストの紹介から。今日は岩泉町地域おこし協力隊で活躍中の針生和美さんのプロフィールについて、簡単にご紹介します。
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1981年埼玉県生まれ。「いつか自分のお店を持ちたい」という目標を持ちながら、食品製造業や飲食店での仕事を経験したのち、2018年6月から岩泉町の地域おこし協力隊に着任。翌年、地元産の農産物などの資源を生かした餃子の製造販売店「岩泉黒豚 和み餃子」を起業。今年5月末までの協力隊退任後も岩泉町にて営業を続ける予定。
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現在、針生さんが住んでいるのは岩泉町内でも一番過疎が進む有芸(うげい)地域。有芸地域は山の中にある集落なので、昨年はマツタケ大豊作の恩恵も受けたようです。そんな過疎地の食についても、当日は語ってもらおうと思います。お楽しみに。
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岩泉町といえば日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞が有名ですが、食の豊かさも実は素晴らしいです。もっちもっち感がたまらない岩泉ヨーグルト!短角牛に龍泉洞黒豚!日本酒の八重桜に山ぶどうワイン!山菜にマツタケ!そしてウニにアワビに鮭!まさに海から山まで、自然の恵みで溢れています。
また歴史文化の面では、日本全国に熱心なファンがいる中野七頭舞をはじめ、地域ごとの郷土芸能が子供たちにしっかり受け継がれています。
2011年の東日本大震災、2016年の台風10号被害と立て続けに大きな自然災害に見舞われましたが、全国からの温かい支援もあり、ゆっくりですが復興を遂げつつあります。
他の地域と同様に岩泉町も過疎化が進む地域ですが、人々は自然の厳しさと豊かさを感じながら、ゆっくりとした時間の中で、幸せに暮らしています。みなさんもぜひ一度、岩泉に来てみませんか?
生まれは東京都練馬区ですが、東京農業大学卒業後、岩手県岩泉町に移住。20年間住んでいました。岩泉在住中は農業と小さなハム屋をしてました。
親のことなど、色々事情が重なり、再び東京に戻り、現在は首都圏にいながら岩手県岩泉町の移住コーディネーターをしています。
岩手県岩泉町に本拠地のある一般社団法人KEEN ALLIANCEに所属し、働くことだけではなく、暮らすことも考える、岩泉型インターンシップの運営、地域おこし協力隊の募集・フォローなどを担当しています。また、岩手大学地域協創教育センターの客員教員として、学生と地域を繋ぐ仕事もしています。
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