地域経済の活性化を担う「気仙沼ビズ」の右腕募集!
募集終了

 地域の事業者支援と経済活性化を目指し、気仙沼市に令和3年5月、伴走型の経営相談所「気仙沼ビジネスサポートセンター」(通称:気仙沼ビズ)が開設されます。

 「気仙沼ビズ」とは、各地で地域の事業者の売上増進に貢献してきた「ビズモデル(※)」による相談所で、さまざまな事業者の相談に対し、具体的な商品や広報戦略のアイデアを提示し、チラシやホームページ等の作成、販路開拓のつなぎ等まで実践的な支援を行う事業者支援の窓口です。

 今回募集するのは、そのセンターを率いる「センター長」の右腕である事務局員です。業務はセンターの予約の受付や経理等の業務、広報や情報発信業務、センター長のサポート業務など多岐にわたります。

 ビジネスに興味があり、人をつなぐこと、人を支えるのが好きな方、思いを持って仕事ができる方を募集します。

※ビズモデルとは…
 全国約30か所で開設されている中小企業相談所の運営モデル。100名を越える応募者の中から選ばれた「センター長」の下、各分野の専門家チームが経営相談に乗り、具体的なアイデアと継続的な伴走支援でコストをかけずに売上アップを図るのが特徴です。

震災後に始まった人材育成 生まれた挑戦をさらに前へ!

 気仙沼市。その名を2011年の東日本大震災で耳にした人も多いのではないでしょうか。 
 宮城県の北東端に位置する人口約6万人のまちで、世界三大漁場のひとつ「三陸沖」を擁する日本屈指の港町です。
 生鮮カツオやメカジキなどの水揚げ量とフカヒレの生産量は日本一。食品製造が盛んなほか、造船や電気、塗装など漁船を支える産業や、震災後は特に第二の基幹産業として観光業の育成にも力を入れています。
 「産業は国際的に、暮らしはスローで豊かに」を目指し、独自のまちづくりを進めています。

 東日本大震災では、市内の事業所の8割が被災し、翌年の観光宿泊者数は8割減、魚市場の水揚げ高は7割減になるなど経済に大きな影響を受けました。
 ただ元に戻すだけではなく、新しい気仙沼を創るため、市が取り組んだのが人材育成です。経営者には事業の革新を促すプログラムを、まちづくり人材向けには自らの課題意識を深掘りし具体的な取組を構想するためのプログラムを実施しました。これにより、起業や新規事業、企業連携等新しい挑戦が続々と生まれてきています。

 震災から10年。復興期間が終了し、新型コロナウイルス感染症がビジネスの在り方を根底から揺るがす今、これからが正念場です。その只中にいる事業者を支えるため、今年5月に開設を予定しているのが、「気仙沼ビズ」です。

 110名を越える全国公募の中からセンター長に選ばれたのは、吉澤貴幸さん(51)。外資系を含む広告代理店での業務経験とビズモデルによる相談対応をベースに、事業者の悩みの整理や強みの発見、新しい商品・サービス、PR戦略の企画を支援します。
 1回1時間の無料相談のほか、事業者同士のマッチングやセミナーも開催し、市内全域の経済活性化や新産業の創出を促します。

日本屈指の港町には、毎日新鮮な魚が水揚げされる

日本屈指の港町には、毎日新鮮な魚が水揚げされる

震災後に始まった経営者向けの育成プログラムの様子。ここから様々な挑戦が生まれている

震災後に始まった経営者向けの育成プログラムの様子。ここから様々な挑戦が生まれている

地域の事業者支援に一緒に取り組んでくれる人を募集!

5月に立ち上げるセンターです。オープニングスタッフとして、事業の成功のために主体的に働いてくれる人を募集します。

・地域の事業者支援に興味のある方
・地域の事業者同士のマッチングに興味のある方
・事例の検索、集約等情報収集ができる方
・活動の広報、情報発信ができる方
・人とのコミュニケーションが負担にならない方
・センター長の補佐役として仕事を進めることができる方
・予約の管理、経理などの事務作業を責任もってできる方

【待遇など】
(1)給与 月額35万円を上限に、経験・能力に応じて評価
(2)勤務 火曜~金曜 原則9:00~18:00(予定)
      月曜・日曜・祝日は休み
      夏季・年末年始等長期休みあり

他地域の「ビズ」での相談の様子。事業者とセンター長が一緒になって売上向上策を考える

他地域の「ビズ」での相談の様子。事業者とセンター長が一緒になって売上向上策を考える

「気仙沼ビズ」が入る気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ(写真提供:かとうまさゆき写真事務所)

「気仙沼ビズ」が入る気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ(写真提供:かとうまさゆき写真事務所)

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気仙沼市
中居慶子が紹介する気仙沼市ってこんなところ!

 海と山が近接したリアス式海岸のまちです。日本で10本の指に入る港町で、新鮮なお魚が自慢です。震災前から、地元の文化・伝統を重視する「スローフード」の活動も続けており、おいしい飲食店もたくさんあります。
 震災後は観光業にも力を入れており、地域の産業がわかる体験プログラムや、自然を満喫するオルレ(トレッキング)、海を使ったシーカヤックなどのマリンスポーツもできます。
 そして、世界をまたにかける漁師のまちのせいか、地方なのにオープンマインドの方、市外の人を受け入れる懐を持った人が多いとも言われます。震災後は特にまちをなんとかしたい!と活動している人も多く、チャレンジを感じられるまちです。

中居慶子
気仙沼ビジネスサポート協議会/気仙沼市
気仙沼市出身です。大学、就職で地元を離れましたが、東日本大震災後にUターンし、今は市役所で経営者向けの人材育成プログラムの運営や、経営相談所「気仙沼ビジネスサポートセンター」の運営に携わっています。
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