
海風の吹く丘陵に拓かれたブドウ畑を訪ね、果樹農家と交流する移住体験。
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2022/03/31加賀市定住促進協議会には毎年、多くの就農関連のお問い合わせが寄せられます。独立を目指す就農、企業への就農、副業としての農業、六次産業化、家庭菜園など多様なニーズに対応するため、それらを相談できる場を設けたいと思います。
別業種から農業に転職すると、働き方や考え方などで大きなカルチャーギャップが生じることも予想されます。ブドウ栽培の盛んな石川県加賀市豊町を訪ね、農家との交流を重ねることで、自分に適した農業との関わり方を模索する機会としてご活用下さい。
また農業が抱える課題の突破口は、意外なところに潜んでいる可能性もあります。ブドウ園の周辺にある海岸、漁港、史跡、鴨の飛来地、温泉など巡りながら、文化・自然資源を掘り起こし、新たな展開を考える機会としてもご参加ください。
参加費 :無料 滞在期間:1泊2日~1週間ほど 滞在拠点:お試し住宅(石川県加賀市大聖寺神明町46、ほか2棟) https://kaga-teiju.jp/support/house/
海岸文化圏に組み込まれた果樹園の将来を見据える。
石川県加賀市豊町は、海風に吹かれる丘陵地であり、約10軒の果樹農家が集まるブドウ産地です。ブドウ畑から海が見えるわけではありませんが、近隣には漁港もあります。またナシ農家も多く、夏秋に旬を迎える果樹栽培地帯が形成されています。冬にはシベリア方面から鴨が飛来し、江戸時代の古式猟法を受け継ぐ鴨猟師がジビエ食材を供給しています。
日本海に面する橋立港ではカニ、甘エビ、ハタハタ、メギス、アンコウ、タコ、イカなども水揚げされます。潜水漁師はアワビやサザエ、カキなどを獲ります。橋立地区は、大正期には日本一の富豪村と謳われ、木造豪邸が栄華を物語っています。
これら海岸文化圏の一部として、丘陵地にはブドウ畑が広がっています。その歴史を紐解くと、丘を切り拓き、果樹を植え、独自に販路も構築してきた農家たちの努力が垣間見えます。そうした開拓者たちの集まりが豊町であり、今では営農方針も経営スタイルも個性溢れる農家集団へと発展を遂げました。
たとえば ・多品種を育て、多くのファンを持つ直売型農園 ・ブドウ狩り体験やBBQなどを展開する観光農園 ・数10t単位で購入してくれる大口契約先と取引する農家 と様々な形態が見られます。
このように経営形態が多岐に渡るため、様々な関わり方や就農ニーズに対応できる可能性も見込めます。さらに嗜好品としての人気を博すブドウは、その販売経路も多彩であり、創意工夫で稼げるチャンスを秘めています。
しかしながら後継者不足などを理由に、惜しくも廃業してしまったブドウ園もあります。事業承継において重要なのは「技術と販路と農地」を守り継ぐことだけでなく、後継者との相性、タイミングなども鍵となります。突破口を見つけるためにも交流を重ね、意見を交わすことが必要となります。


ブドウ園の維持・発展に向け、多様な関係構築を目指す。
【対象者】 ・将来、ブドウ農家として独立を検討している方。 ・収入源を持ちながら、季節労働的な関わり方を希望する方。 ・企業への就農を希望する方。 ・自分に適した就農スタイルを探している方。 ・家庭菜園のできる地域への移住を検討している方。 ・食の生産者と交流できる暮らしを希望する方 など。
【現地滞在までの流れ】 ①加賀市の移住コーディネーターとテレビ電話などでオンライン面談。 ②滞在日程を調整する。 ③現地で農家さんや地域住民の話を伺う。


募集要項
〜
日帰り~6泊7日まで
無料
お試し住宅もしくはJR加賀温泉駅
・最小催行人数:1名 ・解散場所:お試し住宅もしくはJR加賀温泉駅
このプロジェクトの地域

加賀市
人口 5.75万人

山田淳史が紹介する加賀市ってこんなところ!
温泉と工芸と自然の三拍子そろった石川県加賀市で、新しい働き方を見つけてみませんか。 生活圏と観光地が交わる温泉地では、旅が日常化する感覚を味わえます。
このプロジェクトの作成者
私の出身地は石川県加賀市です。移住コーディネーターとして観光業や農業、製造業などへの転職をサポートしております。そのほか「お試し住宅」や「移住ツアー」の運営しております。趣味は植木と料理と工芸です。家の近くで採れた山菜や果物を味わう暮らしをしています。